日常的に使うビデオ会議のZoomも進化する

また、Zoomのビデオ会議サービス自体もいくつかリファインが加えられる。

これはZoomユーザー誰もが享受できるメリットだが、ツールバーがより洗練されたものになり、黒だった背景がグラデーションに変わり、グラデーションの色を変更することもできるようになるという。

また、これまで特定の話者にフォーカスするか、全体を均等に見るかしか選択肢がなかったのだが、『マルチスピーカー表示』では、中心となっている複数人に自動的にフォーカスして、拡大表示することができる。

また、『すみませんが、画面共有の権限をもらってもいいですか?』という話は、みなさんビデオ会議をしながらしばしばしたことがあると思うが、今後は複数の画面を同時に共有できるようになる。上部のタブで切り替えることができるのだ。

これで、ドキュメントの他にホワイトボードを表示して、会議を整理したりすることもできる。

チームチャット内ではAIコンパニオンを利用することができる。

たとえば、予定のすり合わせの話をしていると、自動的にビデオ会議の設定を提案してくれたりするのだそうだ。

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Zoom Phoneにも注目

Zoom Phoneも急速に進化しており、AIを活かした機能が増えていくとのこと。

英語版ではすでに提供開始しており、日本語でも今後近いうちに提供されるのが、以下の3機能。

従来の電話を使ってる人には、電話の内容が自動的にテキスト化されたり要約されたり、電話で発生したタスクが抽出されたりなんて、信じられないことだろう。

そんな便利なZoom Phoneを、すでに導入している企業の導入事例が日本航空、船井総研ホールディングス、ミネベアミツミ、大丸松坂屋百貨店から語られた。

社員の座席それぞれまで有線でケーブルを引き、内線番号を設定する旧来のPBXなど、はるか過去の話だし、電話番のために出社するなど、いつの話か……という感じがする。