PayPay銀行や楽天銀行のネットバンキング利用者は、ネットショッピング決済が高い傾向

銀行の窓口やATMへ行かずとも、どこからでも手続きができてしまう「インターネットバンキング」。サービスやセキュリティの面でも安心して利用しやすいように進化しており、利用者も増えているように感じますが、実際のところはどうなのでしょうか。マイボイスコム株式会社が運営するリサーチサイト「MyVoice」では、MyVoiceのアンケートモニター9290名を対象に、25回目となる「インターネットバンキングに関する調査」を実施。インターネットバンキングの利用経験やインターネットバンキングで利用するサービスなどについて質問しています。その結果を見ていきましょう。

約7割がインターネットバンキングを「現在利用している」と回答



「インターネットバンキングを利用したことがありますか?」の質問に、69.0%が「現在利用している」と回答しました(MyVoice調べ)

はじめに、「インターネットバンキングを利用したことがありますか?」と質問。すると、「現在利用している」という回答は69.0%でした。男性の40代、50代では約78~79%、男性60代では75%と利用率が高い一方で、女性では10代と20代、70代の3つの年代で「利用したことがない」人が4割弱と高くなっているようです。

また、4年前の第21回と比較すると、「現在利用している」という回答は5.6ポイントアップしており、徐々にではありますが、年々利用者が増加傾向にあることがわかります。

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利用するネットバンキングは「楽天銀行」1位、ゆうちょ、三菱UFJ、住信SBIネットと続く



「インターネットバンキングで利用するサービス」で最も多かった回答は「口座情報の照会・明細の確認」の84.9%でした(MyVoice調べ)

次に、「インターネットバンキングで、どのようなサービスを利用していますか?利用していましたか?」と尋ねたところ、最も多かった回答は「口座情報の照会・明細の確認」の84.9%、次いで2位が「振り込み・送金」の78.8%、3位が「ネットショッピングなどの決済」の37.8%、4位が「口座振替」の33.0%という結果になりました。

最も利用しているインターネットバンキング別で見てみると、「住信SBIネット銀行」を主に利用する人は「口座振替」「証券会社との口座連携・連携サービス」の割合が高く、「PayPay銀行」や「楽天銀行」を主に利用する人は「ネットショッピングなどの決済」が他の層よりも高くなっているなど、銀行によっても利用するサービスに特色があるようです。

また、「利用しているインターネットバンキング」では「楽天銀行」が49.3%で1位、「ゆうちょ銀行」「三菱UFJ銀行」「住信SBIネット銀行」が各20%台を占めています。インターネットバンキングを選ぶときに重視する点としては、「手数料が安い(または無料)」を揚げた人が69.9%と最も多く、次いで「銀行に取引口座がある」「信頼できる」が44~45%、「24時間リアルタイムで利用が可能」が31.9%となっています。

使っている銀行やその用途もさまざまですが、手数料などのランニングコストは選ぶときにチェックしている人が多いようです。