たった数分で劇的効果、テレビが好みの画質に! LG「パーソナルピクチャーウィザード」をプロが徹底チェック

いろいろなパターンで検証してみる

■どんな選択にも破綻なく最適な映像モードとして成立させる

では、他にはどんな映像の表現になるのか、画質の好みを変えて画像を選んでみる。2回目は “あえて派手” なイメージを選んでみると、狙い通り「カラフルで涼し気な映像がお好きですね!」とコメントされた。新たに設定したモードでニュース番組を観てみると、スタジオセットの蛍光色がカラフルに。ただ色域が広いだけでなく、明るく色抜けの良い派手さだ。映像モード「あざやか」よりも、ナチュラルな “あざやかさ” を表現する。

ちなみにOLED C3シリーズは、Dolby VisionのHDR信号がHDMI経由で入力されても、映像モードを自由に選択できるため、Dolby Visionの映像に「パーソナルピクチャーウィザード」で作り上げた映像を適用可能だ。4K UHD BD『トップガン マーヴェリック』を “カラフルで涼しげ” に調整された「パーソナルな映像」のモードで視聴してみると、コントラストが非常に高く、発色も色鮮やか。

出来過ぎの結果を目の当たりにすると、俄然いろいろと試してみたくなる。3回目は落ち着いた画像を選んでみると、「温かみある明るい映像がお好きですね!」というコメントになった。放送番組を観ると、暖色のホワイトバランスだが、意外と発色は鮮やか。同設定で『トップガン マーヴェリック』を観ると、映像モード「シネマブライト」をベースに広色域化した傾向になった。

「パーソナルピクチャーウィザード」のAIディープラーニングをフル活用した映像は、「こんな画質を求めていますよね」という画質をいきなり叩き出してくれる。筆者の好みで選択したものは、まさにドンピシャな結果であったし、さまざまなバリエーションで選んでも求める傾向の狙いを受け止め、破綻なく確かな映像モードとして成立させる。

ユーザー自身で設定するのが得意じゃなくても、他の映像モードよりも、着実にユーザーの好みに寄り添った映像を再現してくれる、実用性の高い機能であることは間違いない。是非とも「パーソナルピクチャーウィザード」が提示する、“あなた好み”の高画質を体験してみてほしい。

(提供:LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社)