「ビッグハウス野幌店」、「スーパーアークス」転換で売上高40億円超え狙う

 アークス(本社・札幌市中央区)グループのラルズ(同・同)は、きょう2023年11月17日18時から「ビッグハウス野幌店」(江別市東野幌本町35-2)を一時休業、5日間のリニューアル工事を経て、同年11月23日(木、祝)に「スーパーアークス野幌店」に業態変更してオープンさせる。

(写真は、リニューアル工事のため一時休業する「ビッグハウス野幌店」。ストアネームを変えるため店舗名が消されている)

「ビッグハウス野幌店」は、2005年4月28日にオープンした店舗。「ツルハドラッグ東野幌店」、「キャンドゥ東野幌店」、「メガネサロンルックビッグハウス野幌店」などがテナント入居しており、店舗面積合計は約1208坪(3987㎡)。オープンから18年が経過したため、冷ケースやゴンドラの一部入れ替えと品揃えの見直し、内外装の一新など、数億円単位のリニューアル投資を行う。

 既に営業をしながら一部リニューアル工事を行っており、最終工事としてデリカなど第3コンコース付近や冷凍食品のリーチインケースの導入を行うため5日間休業する。同店は、ファミリー層がメイン顧客のため、「一物三価」の単品大量購入に向けた割安感を維持しつつ、品揃えを3000SKU(在庫保管単位)を増やして、「スーパーアークス」業態に転換する。

 MD(販売政策)面では、水産売り場に、出来たて水産物惣菜の「おさかな食堂」を導入、鉄板焼きなどデリカ部門も拡充する。

 同店の売上高は約36億円とみられ、ラルズの店舗でも売り上げベスト10内外に入る収益店舗。近い距離には、「ジョイ」の後継店舗として2009年10月から「スーパーセンタートライアル野幌店」が営業しており、「ビッグハウス野幌店」は、それら競合店舗と戦いながら成長してきた店舗。今回のリニューアルに伴う「スーパーアークス」業態の転換で、売上高を15%程度伸ばし、40億円台を目指す方針だ。