【生産終了前、最後のチャンス】ルノー「ルーテシア」現行型の集大成となる特別仕様車が魅力的!の画像一覧
ルノー・ジャポンは、マイナーチェンジを控えた「ルーテシア」現行モデルの生産がまもなく終了するのを前に、最後の特別仕様車となる2モデル「ルーテシア インテンス エディション フィナル」「ルーテシア アントラクト Eテックフルハイブリッド」を設定し、12月7日から販売を開始すると発表した。ルーテシア(欧州名ルノー・クリオ)は欧州では2023年4月にデザインが一新された改良型が登場。今回、日本で販売されている現行型ルーテシアの生産が終了するのに伴い、ファイナルエディションとして魅力的な特別仕様車を設定された。
「エディション フィナル」はインテンスをベースとした特別仕様
日本名ルノー・ルーテシア、欧州名ルノー・クリオは、「ルノー5(サンク)」の後継モデルとして1990年に初代モデルが登場したBセグメントコンパクトハッチバック。現行型は2019年に登場した5代目で、日本には2020年11月に上陸。ルノーの新世代デザインが与えられ、欧州でこのセグメントのリーダーとして市場を牽引している。
今回登場した「ルーテシア インテンス エディション フィナル」は、「ルーテシア インテンス」をベースに、ユーザーからの要望が多い360度カメラや9スピーカーのBOSEサウンドシステム、レーンセンタリングアシストを装備した特別仕様車。最高出力131PS、最大トルク240Nmを発揮する高効率な1.3L直列4気筒ターボエンジンに、パドルシフトを備えた7速EDC(DCT)が組み合わせ、爽快な走りを実現する、
「エディション フィナル」は最終モデルという意味。熟成も進み、文字どおり、現行型の集大成となる。
ボディカラーはグリシストメタリック、ブルーアイロンメタリック、ルージュフラムメタリック、ブラングラシエの4色を設定。車両価格はベース価格のわずか150,000円高の3,140,000円と、リーズナブルな設定となっている。
特別仕様車「ルーテシア インテンス エディション フィナル」 スペック
全長×全幅×全高 4,075×1,725×1,470mm
ホイールベース 2,585mm
車両重量 1,200kg
エンジン 直列4気筒DOHCターボ横置
総排気量 1,333cc
最高出力 96kW(131PS)/5,000rpm
最大トルク 240Nm(24.5kgf・m)/1,600rpm
トランスミッション 7速DCT
駆動方式 FF
メーカー希望小売価格 ¥3,140,000(税込)
もうひとつの特別仕様車「ルーテシア アントラクト Eテックフルハイブリッド」は、輸入車ナンバーワンの燃費性能を誇る「ルーテシア Eテックフルハイブリッド(E-TECH FULL HYBRID)」がベース。
Eテックフルハイブリッドは、メインモーター(駆動用)とHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)のふたつのモーターと1.6L自然吸気エンジンを、電子制御ドッグクラッチマルチモードATで繋いだパワートレーンを搭載。ダイレクトかつスムーズなドライブフィール、そして25.2km/Lという好燃費を実現している。
今回設定された特別仕様車「アントラクト」は、360度カメラや9スピーカーのBOSEサウンドシステムに加え、レザーシート、前席シートヒーターも特別装備。ボディカラーは「エディションフィナル」と同様、グリシストメタリック、ブルーアイロンメタリック、ルージュフラムメタリック、ブラングラシエの4色が設定されている。
ちなみに、車名の「アントラクト(ENTRACTE)」とは、オペラの幕間に流れる間奏曲のこと。観客はアントラクトが流れる幕間、劇場のバーやホワイエに集い、舞台について語り合いながら開演を待つ優雅な時間を過ごす。
特別仕様車「アントラクト」の車両価格は3,840,000円(ベース車両の250,000円高)と、こちらも魅力的な設定となっている。
特別仕様車「ルーテシア アントラクト Eテックフルハイブリッド」 スペック
全長×全幅×全高 4,075×1,725×1,470mm
ホイールベース 2,585mm
車両重量 1,310kg
エンジン 直列4気筒DOHC横置
総排気量 1,597cc
最高出力 67kW(91PS)/5,600rpm
最大トルク 144Nm(14.7kgf・m)/3,600rpm
メインモーター最高出力 36kW
メインモーター最大トルク 205Nm
トランスミッション 電子制御ドグクラッチ
駆動方式 FF
メーカー希望小売価格 ¥3,840,000(税込)
文/近藤暁史 写真提供/ルノー・ジャポン