平和堂は3月21日、サミット、マルエツ、ヤオコーライフコーポレーションが開始した「SM物流研究会」に参加すると発表した。



同研究会では、物流分野を「競争領域」ではなく「協力領域」と考え、各社協力による物流効率化策やサプライチェーン全体の効率化につながる施策の検討や取り組みを進めている。

平和堂は研究会に参加する各社とともに、サプライチェーン全体の物流効率化に向けた施策の研究を進めることで、将来に向けて持続可能な物流構築に取り組みたい考え。

今後、物流センターのトラック荷待ち時間を2024年3月末までに1時間以内へ改善することを目指す(2024年2月時点超過率6%)。

また、共同配送の研究と拡大、生鮮物流の改革、バラ積み納品削減、チルド加工食品物流についての研究・改善を推進していく。

なお、同社はこれまで、加工食品定番商品の発注時間見直し、特売品・新商品の発注・納品リードタイム確保、 納品期限の緩和(1/2ルールの採用) 、流通BMSによる業務効率化、荷待ち・荷役作業等時間の計測、バース予約システムの導入・荷待ち・荷役作業時間短縮、予約システム稼働率向上、パレット納品の要請、共同輸送といった物流改革を実施している。

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