OBCとROBOT PAYMENT、デジタルインボイスデータの送受信テストを完了

 オービックビジネスコンサルタント(OBC)とROBOT PAYMENTは9月25日、ファーストアカウンティングが提供するPeppolアクセスポイントを介したデジタルインボイスの送受信の疎通テストを完了したと発表した。

 OBCは、デジタルインボイスの受領に対応し、請求書受領から支払まで一連のプロセスをデジタル化できるクラウドサービスとして「奉行Edge 支払管理電子化クラウド」を提供している。また、ROBOT PAYMENTは、請求業務の大幅削減を実現する請求・債権管理クラウド「請求管理ロボ」を提供しており、インボイス制度・デジタルインボイスにも対応している。

 今回の疎通テストは、異なるシステム間でのデータ送受信も可能であることが特徴のデジタルインボイスで、請求管理ロボから出力されたデジタルインボイスデータを、ファーストアカウンティングが提供するPeppolアクセスポイントを介し、奉行Edge 支払管理電子化クラウドで受信する取り組みとなる。

 デジタルインボイスを利活用することで、デジタル化による手作業の減少、誤りや不正行為の防止、取引の透明性向上、さらに消費税の仕入税額控除など複雑な税額計算への対応も容易になると期待されている。異なるシステムベンダー3社間でのテストを実施し、デジタルインボイスの送受信が可能であることを実証した。

 10月からのインボイス制度(適格請求書等保存方式)施行を目前に控えた今、経理業務のDX推進を支援する一環として、デジタルインボイスの本格的な普及と有効な活用に向け取り組んでいく。