人生は短い。だから自分にとっての「正解」を選びたい


ここからは、気になるアーリーリタイアについて伺います

長谷川さん

南さんはアーリーリタイアをされていますが、その道を選ばれたのはなぜですか?

南さん

ストックオプションで資産を形成できましたが、新卒で入社した会社を退社した後もベンチャー企業などに転職して働いていたんですよ。前職の営業職で培った能力をいかせると思って頑張っていたのですが、とにかく毎日が忙しくて……。仕事が一番になってしまう人生が嫌で前職を退職したのに、これでは意味がない。その頃、正直お金の心配はありませんでしたし、人生は短いのに自分は何しているのだろうって。同時にそのタイミングで親の介護もあって、退社することを決めたんです。

長谷川さん

資産は十分に築けているとはいえ、仕事から離れることへの不安はありませんでしたか?

南さん

仕事の価値観は人それぞれですが、僕は働くことが人生において、最も重要なことだとは思わないんです。人生を豊かにするために人は仕事をするはずなのに、自分の人生を客観的に見たらそうはなっていない。だから、むしろ仕事を辞めたほうが幸せに生きられる気がしたんです。

長谷川さん

仕事で自己肯定感を保つ方も多くいらっしゃると思いますが、その辺りはいかがでしょうか?

南さん

どちらかというと、仕事している時の方が自己肯定感は低かったように思います。部下のマネジメントに疲弊し、社会性がどんどん失われていっていて……。仕事で自己肯定感を高めようと思うこと自体が、少し傲慢だったのかもと反省しています。


アーリーリタイアをしている南さんの日常が気になるところ……

長谷川さん

では仕事から離れた今は、どのような生活を送っているのですか?

南さん

運動が大好きなので、朝早く起きてマラソンやゴルフをしたり、ジムに行ったりですね。また、人と会うことが好きなので、友人たちと一緒に旅行に行ってリフレッシュしたりもしています。

長谷川さん

なるほど。アーリーリアイアされて人生が好転されているのですね。では今後は、どのような人生を歩まれようとお考えですか?

南さん

昔から大好きだったスポーツに対して、恩返しをしたいと思っています。シニアになったらそういう団体に寄付したりと、自分の資産をうまく使っていけたらと思っています。そうなるためにも、IFALさんのサポートがこれからも必要です。なので、この先もどうぞよろしくお願いします。

長谷川さん

はい、南さんの力にぜひならせてください。

加藤さん

人生を全力で楽しんでいただけるよう、これからもしっかりとサポートして伴走していきます。今後とも、どうぞよろしくお願いします。

長谷川 学(はせがわ・がく)

IFA Leading 代表取締役。
2013年に野村證券入社後、鎌倉支店と虎ノ門支店で延べ500名以上の富裕層向け資産運用コンサルティング業務に従事。 優績者のみが選抜される海外修練制度四期生としてホーチミンに派遣。ベトナムで新卒向け人材紹介会社を創業し帰国。 2018年にIFAとして独立。2021年5月、金融業界における情報の非対称性を解消し、 生涯を通じて真に顧客に寄り添いきれる金融機関を作りたいという思いから、株式会社IFA Leadingを創業し、現在に至る。

加藤映美(かとう・えみ)

2017年にSMBC日興証券本店に入社。個人・法人向け資産運用コンサルティング業務に従事する。本質的な運用提案をしたいという思いと自身のスキルアップのため、2019年にIFAとして独立。 資産運用のみならず、法人保険や不動産などのソリューションも提供している。またセミナー講師も経験。2022年にIFA Leadingの創業に参画。

※本企画の目的は情報の提供であり、投資に関する勧誘ではありません。
株式会社IFA Leading 関東財務局長(金仲)第959号

撮影/武石早代
取材・文/おかねチップス編集部