株式会社Rosso 原田大郷さん
早期特定し、対策を講じるためのリスク管理が重要です」

原田大郷さん

2012年に株式会社Rosso入社。2018年にゼネラルマネージャーに就任し、コンシューマーゲームインフラ開発からソシャゲゲームのSREまで様々なインフラ改善・自動化案件に関わると同時に、APNパートナー導入の推進へ従事する。2020年に執行役員に就任。AI/データ分析技術部とインフラ構築運用部の責任者を兼ねる。PM兼アーキテクトとしてAI・IoTプロジェクトの統括と組織強化へ注力。PM歴は4.5年。

――PMの仕事を全うするために、大切にしていることを教えてください。

原田さん

最も大切にしているのは「コミュニケーション」です。チームメンバーとのオープンで透明なコミュニケーションを常に保つことで、プロジェクトの進行状況やリスクを正確に把握し、適切な意思決定を行えるようにしています。

――プロジェクト成功に導くために、PMが絶対に行うべきことは何ですか?

原田さん

「リスク管理」です。プロジェクトの進行中にリスクが生じた場合、それを早期に特定し、対策を講じることで大きな問題や遅延を避けるようにしています。

――トラブルや困難に直面した時、どのようにチームを鼓舞し、乗り越えていますか?

原田さん

まずは冷静に状況を分析し、事実ベースで問題の原因を特定します。そして、チームと一緒に解決策を検討することで、メンバー全員が問題解決に当事者意識を持てるようにします。

また、失敗やミスを恐れるのではなく、それらを学びの機会と捉え、チーム全体で成長することを重視しています。言い方は良くないですが、ピンチを楽しむくらいの器量を持っている方が良いと思います

――PMに向いている人の特徴、必要なスキルを教えてください。

原田さん

強いリーダーシップ、柔軟性、冷静な判断力、問題解決スキルなどが挙げられます。

また、ステークホルダーやチームメンバーとの関係を円滑に保つためのコミュニケーションスキルも必要不可欠です。

株式会社Rosso

SESおよび受託開発事業を中心としたテクノロジー企業。役員全員がエンジニアの背景を持つことが特徴で、これにより技術的な深い理解と経験を活かして、お客様の課題解決を支援している。サービスの提供範囲は幅広く、AIやデータ分析、webアプリケーション、クラウドの導入に関するコンサルティングを行う。特にAI/データ分析分野では、概念実証(PoC)の段階から分析、モデルの開発、チューニングまでを網羅している。また、オープン/Web系、業務系、ネイティブアプリケーションの設計・開発・保守をはじめ、インフラ基盤の導入に関する設計、構築、運用保守も手がけ、近年はAIとクラウド技術の領域に注力。これらの最新技術を活用したソリューション提供を目指している。