「採用したい大学ランキング」トップ5の結果は?採用候補者の出身大学は重要か?

難関大学が上位を占める要因は?

「採用したい大学ランキング」のポイントとして挙げられるのは、上位に入っている大学が、いわゆる難関大学である点です。
難関大学に入学するには、一定レベル以上の学力と、長期にわたる努力が必要です。つまり難関大学に入学できた時点で、目標達成のための一定の努力と継続力をもっていることの証明になるのかもしれません。

また、難関大学では、高度な教育カリキュラムが組まれているケースがほとんどです。とくに研究職などの採用では、多様な人材を獲得するというよりも「より優秀な人材」に偏る傾向があります。そのような背景もあって、ランキング上位には有名大学が並ぶ結果となっていると考えられます。

もちろん、難関大学出身だからといって、必ずしも会社で活躍できる人材になるとは限りません。企業の社風や文化とマッチせず、本来の能力を発揮することが難しくなる可能性も考えられます。大学・学部はあくまでも1つの参考として、人材を総合的に評価する必要があります。

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まとめ

少子高齢化などの影響で労働人口が減り、今後ますます人材不足が深刻化していくと考えられます。自社ブランディングなど、外への働きかけも重要ですが、採用した人材が定着・活躍してくれることも重要です。そのために、採用候補者を深く理解することは人事担当者に求められるポイントといえるでしょう。

もちろん、同じ大学・学部の出身であっても各々の得意なことや性格は違います。
ただ一方で、同じ所属であるということは、何かしらの共通点があるという考え方もできるでしょう。
あくまで採用候補者の個人を評価することが前提ですが、出身大学・学部は1つの切り口として参考にできることがあるかもしれません。