初心者UIデザイナーに求められる最低でも付けておきたいスキル5つ
では、初心者UIデザイナーが持っているとよい知識について詳しくお伝えします。
基礎知識の習得
UIデザイナーに限らず、まずはデザインの基礎知識の習得を行いましょう。
デザインの4原則として、「接近」「整列」「反復」「対比」を押さえる必要があります。
美しさや効果的な伝達を実現するために、4原則を覚えておくとよいでしょう。
細かく説明します。
①接近:関連する要素同士を近づけてグループ化する
②整列:ルールをそろえて配置することで全体を見やすさを整える
③反復:色やアイコン、フォントをそろえることで一貫性を持たせる
④対比:「bifore」➜「after」のような強弱を付けたいときに効果的
この4原則を抑えることで応用してデザインを制作します。
他にもカラーセオリーについても抑えておきましょう。
デザインを作る上で、色を選ぶのは重要なことです。
なぜなら、ユーザーの知覚的に印象に残りやすいカラーは商品やサービスを購入につなげるために重要な要素だからです。
私たちの生活にはさまざまな色と触れ合いがあり、無意識に色で心理的、生理的な影響を受けて暖かさまでも判断している。
それだけに、色彩を学ぶことはとても重要なことと覚えておきましょう。
スキルの習得
では、仕事を進めるにあたって効率的に作業を進めるためにも、そしてクオリティを上げるためにも3つのツールを使いこなす必要があります。
それぞれの特性や、どんな時に使用するとよいのかで使い分けるようにするとよいでしょう。
①Adobe XD
Adobe XDはワイヤーフレームを作る時に役立ちます。
コンポーネントを作成することや共同編集、デザインレビューで確認できます。
Adobe XDは基礎を15分で学べるスタートキットや、アドビ公式のチュートリアルがあるので独学でも十分です。
またシンプルなので直感的に使いやすいでしょう。
②Sketch
Mac OSに向けたUIデザインに特化しているソフトウエア。
シンプルで使いやすく、アートボードで複数の画面を管理しやすい。
他にも、パソコンだけではなく、手元のデバイスでデザインを確認できるSketch Mirror機能があります。
ユーザー視点で作ることができる点が人気です。
③Figma
ブラウザー上でデザインの制作を行えます。
また、Figmaは基本英語表記なので、Google機能で、Chrome拡張機能に日本語のプラグインを入れましょう。
コンポーネントの共有、スマホのデバイスプレビューで確認ができます。
プレゼンテーションする際には便利に使えるでしょう。
プロジェクト経験
就職したことがなくても、大学の卒業制作など誰かと一緒に共同制作を行った経験を持つとよいです。
UIデザインは、個人で制作するのではなくチームで共同制作する仕事であるため、チームで進める時の工夫やコミュニケーションを学ぶことは大切です。
プロジェクトに携わる経験が今後の成長にもつながるでしょう。
ポートフォリオ作成
面接に行く前に必ずポートフォリオを作成しましょう。
企業は多くの人を面接するので、印象に残るポートフォリオを作る必要があります。
デザインスキルはあるのか、即戦力になるのかを確認するはずです。
逆にアピールできるポイントにもなるので、しっかり作り込む必要があります。
ポートフォリオを制作する時には、以下3つのスキルを見せるようにしましょう。
・ビジュアル作成のスキル
・UIデザインの構築スキル
・ユーザーを理解し、発想や提案スキル
また、なぜこのようなデザインになったのか、一言で簡単に説明文があるとより詳しく表現できるでしょう。
もしできるのであれば、お友達や家族からヒアリングし、ゼロからUIデザインを作ってみることをやってみてください。
説得力のあるポートフォリオができるでしょう。
ネットワーキング
今はオンラインでつながる時代。デザイナーの横のつながりもち情報交換することも大切です。
この横のつながりから、企業とつながることもあるはず。
積極的にデザインコミュニティに参加しましょう。
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未経験でもUIデザイナーで働くために知識と技術を習得していこう
未経験でもUIデザイナーへなるための方法について解説してきました。
UIデザイナーは未経験でもなることができますが、デザインの基礎はもちろんユーザー視点でのデザインの考え方や配色、構成の仕方が重要です。
また、今回ご紹介した3つのツール(Adobe XD・Sketch・Figma)を使いこなし、効率的にデザインの制作ができるようにしましょう。
他にも、顧客の課題解決のための発想力を鍛えることや、デザインのトレンドの情報を収集する力も大切です。
企業の一員として活躍できるように、UIデザイナーとしての知識と技術を身につけて面接に挑みましょう。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部