良品計画は9月8日、「無印良品 グランフロント大阪」(大阪市北区)をリニューアルオープンする。

<「無印良品 グランフロント大阪」刷新>


従来、4階フロアのみでの展開だったが、2階、3階、4階にフロアを拡大。売り場面積はリニューアル前の約2倍で、関西最大の店舗となる。

日々の暮らしに必要な衣服、食品、日用品から家具、家やリフォームしたマンションの部屋まで無印良品の商品が全てそろう。

収納、リフォーム、住宅、オフィスデザインや公共空間の設計の相談までをワンストップでできるようになるという。

また、無印良品やIDEEの家具展示、生活のイメージができるようなモデルルームを店内に設置。キッズスペース、コワーキングスペースなど無印良品がデザインするスペースも設置し、オフィス家具や空間デザインを見るだけでなく体験できるスペースを増やす。

関西で初めてリノベーションの相談が可能になる。関西圏でのリノベーションに関する問い合わせが年々増加し、ニーズが増えてきたことを受けて、関西にもリノベーションに関する相談窓口を設ける。

また、無印良品が提案するリノベーション「MUJI INFILL0(インフィル・ゼロ)」のモデルルームを店内に設置。インフィル・ゼロは、「永く使える・変えられる」をコンセプトに、目に見えないものの生活に欠かせない構造やインフラなどを再整備し、内装はつくり込みすぎず、住む方が編集する余白を残したリノベーション商品で2015年より販売している。

Cafe&Meal MUJIは全メニューを刷新し、近畿の食材を中心にした内容にする。リニューアル後には約7割のメニューを、大阪府、京都府、兵庫県など近畿地方で採れる食材を使ったものがそろう。

店内什器はすべて購入可能な無印良品の商品で、商品を体感できる空間にもなっている。他店のCafe&Meal MUJIは料理を注文し、顧客自ら座席まで運び飲食するセルフサービスの形式だが、同店は顧客とのコミュニケーションを増やすべく、リニューアルをきっかけに、無印良品のスタッフが座席で注文を取り、座席まで料理を運び、説明などを行うフルサービスの形式に一新する。

接点を増やすため、コミュニティースペース(OpenMUJI)の収容人数をこれまでの約2倍に拡大し、暮らしをテーマにイベントを毎週開催。9月は食や防災、アートなど暮らしにまつわる様々な内容をテーマにしたトークイベント、10月は自治体と共に観光や移住をテーマにしたイベント、11月には「無印良品 銀座」で実施した巡回展などを開催予定だ。

そのほか、リサイクル・リユースを推進するため、原料・リサイクル商品として活用するリサイクル・リユース活動「MUJI CYCLE」の回収ステーションを各フロアに設置する。

■無印良品 グランフロント大阪
所在地:大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪2階~4階
営業時間:11時~21時(Cafe&Meal MUJI11時~22時)

■無印良品の関連記事
良品計画/古民家一新、滞在施設「MUJI BASE KAMOGAWA」オープン