セブン&アイ・フードシステムズは8月1日、同社が運営するキッチンカー「なないろ食堂」が店内調理に使用するLPガスの燃焼時に発生する温室効果ガスを全量カーボンオフセットすると発表した。

<キッチンカー「なないろ食堂」>


LPガスを、 富士瓦斯が販売する「フジガス・カーボンニュートラル LPガス」(以下:FCN-LPG) 、その中でも山梨県の「やまなし県有林活用温暖化対策プロジェクト」により創出したオフセット・クレジット(Jクレジット)を用いた「富士山 LPG」にすべて切り替えることで、年間約1tのCO2排出量実質ゼロを実現する。

FCN-LPGは、LPガスの消費燃焼において発生する温室効果ガスについて、カーボンクレジットを用いてオフセットしたもの。

同LPガス使用によるカーボンニュートラル化は、キッチンカーとしては国内初の試みとなる。

セブン&アイ・フードシステムズは、2021年5月に、山梨県と「森林および環境の保全等に関する連携協定書」を締結。キッチンカー「なないろ食堂」のLPガスのカーボンニュートラル化も、その協定を背景に山梨県が創出したオフセット・クレジットを用いた取り組みとなる。

FCN-LPGの活用は、キッチンカー「なないろ食堂」だけにとどまらず、同社の主要業態でもあるレストラン「デニーズ」の実店舗への導入も、今後検討を始める計画だ。

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