運送業のみ死亡者増加

 令和5年1~6月に発生した労働災害による死亡者数は、7月7日時点で302人となり、前年同期比6.2%(20人)減少している。休業4日以上の死傷者数は5万2956人となり、同0.3%(143人)増加している。

 死亡者数を業種別でみると、製造業で同19.2%減、建設業で同18.5%減、林業で同7.1%減、第三次産業で同7.2%減と、軒並み減少した。陸上貨物運送業のみ、同39.4%増加し46人だった。

 事故の型別では、墜落・転落が76人で同24.0%減少している。はさまれ・巻き込まれは64人で同16.4%増、交通事故は62人で同51.2%増となった。

 死傷者数を業種別でみると、製造業で同1.6%、第三次産業で同1.8%増加した一方、建設業で同1.7%、陸上貨物運送事業で同4.1%減少している。

令和5年における労働災害発生状況(7月速報値)