「グラフィックデザイナーはどれくらい稼げるのだろうか?」

求人ボックス給料ナビ」によると、グラフィックデザイナーの平均年収は426万円です。日本人の平均年収よりも低いのが実情ですが、あくまでも平均であり、年収1,000万円以上を目指すことも可能です。

そこで本記事では、グラフィックデザイナーの年収の詳細と年収を上げる方法を解説します。

グラフィックデザイナーに興味があるひとは、ぜひ最後まで読み進めてみてください。



グラフィックデザイナーの平均年収

さまざまな仕事の給与情報を提供している「求人ボックス給料ナビ」によるとグラフィックデザイナーの平均年収は、426万円です。

全国平均の年収と業界標準

国税庁が公表している「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均給与は443万円です。

全国平均と比べると10万円以上低いことになります。

また、全体の給与幅としては、約300万〜830万円と幅広いことが分かります。

地域や業種による年収の違い

地域別で比較してみると、最も平均年収が高いのが関東です。なかでも東京都が一番年収が高く、473万円でした。続いて神奈川県の405万円という結果になっています。

給与水準が最も低い都道府県は、静岡県で336万円です。

1位の東京都と比較すると100万円以上の給与差があり、地域によって給与水準に差がある仕事といえます。

また、一口にグラフィックデザイナーと言ってもさまざまな仕事・業種があります。

なかでも年収が高いのが、旅行関係の仕事で418万円です。

グラフィックデザイナーを目指すうえで、大まかでも業種や職種を選んで専門性を強くしていると仕事がしやすいかもしれません。

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1000万円は可能なのか?経験とスキルによる年収の違い

転職サイト大手の「doda」の調査によると、グラフィックデザイナーで年収1,000万円は決して不可能ではありません。しかし、全体の割合をみると、年収1,000万円は非常に少なく、簡単ではないことが分かります。

役職や経験、スキルが年収に大きく影響します。

ここでは、経験年収による年収の変動とスキルと年収の関連性を詳しく解説するので参考にしてください。

経験年数による年収の変動

当然、経験年数が上がるほど、年収が高くなる傾向にあります。

求人ボックス給料ナビ」の調査データによると、20代が300万円前後、30代が430万円前後、40代で510万円前後、50代で550万円前後という結果になっています。

デザインの仕事ではトレンドや最新情報なども必要ですが、それ以上に豊富な経験やヒアリング力などが問われるため、経験年数が増えるほど高年収になりやすい傾向です。



スキルと年収の関連性は?

スキルのレベルに比例して年収も上がりやすい傾向にあります。

しかし、スキルも一定のレベルに達すると、あとは経験や、デザイナーとしてのスキルではなく営業力やコミュニケーション力、人脈などが年収に影響します。

また、グラフィックデザイナーとして会社に勤めている場合は、スキルを上げるだけではなく、役職をあげてキャリアアップやキャリアチェンジをしなければ、年収1,000万円を超えることは難しいでしょう。

デザイナーとしての経験やスキルを積んだ後に、独立して自ら顧客を探すことで、会社員では獲得できない高年収を得ることが可能です。

グラフィックデザイナーのキャリアについては、次項で解説するので読み進めてみてください。