LINEとヤフーは検索事業における連携を強化し、6月下旬より「LINE Search」におけるWeb検索を「Yahoo!検索」に切り替えることを発表しました。

ニュースタブで調べたい情報を見つけても「LINEを閉じてブラウザを開く」などの手間が必要なくなるため、ユーザーはより手軽に検索できます。

すでに6月21日にはアプリ内のLINE NEWS記事中のキーワードにリンクが差し込まれ、ニュースタブの一部でYahoo!検索ができるようになっています。

LINEを起動したままYahoo!検索ができるように

LINEとヤフーは検索事業における連携を強化し、6月下旬より「LINE Search」におけるWeb検索を「Yahoo!検索」に切り替えることで、ユーザー体験の向上を目指すとしています。


▲LINEとヤフー、検索事業における連携を強化: LINE株式会社より

LINE Searchは、LINEスタンプや着せ替え、友だちやトークなどのLINEコンテンツや、Web検索をおこなえる機能です。今回のアップデートでは、その一部の機能であるWeb検索がYahoo!検索に切り替わります。

LINEのニュースを読んでいるとき、「単語の意味や施設の情報などを知りたい」と思った場合でも、LINEアプリを閉じることなくYahoo!検索をおこなえるなど、今回のアップデートによりユーザー体験が向上することが期待されます。

すでに6月21日には、LINE NEWS内にある記事の文中にYahoo!に遷移するリンクが差し込まれており、ワンタップでYahoo!検索ができるようになりました。


▲LINEとヤフー、検索事業における連携を強化: LINE株式会社より

LINEをYahoo!検索を通して情報が届きやすくなる

LINEから直接Yahoo!検索へアクセスできるため、ユーザーにさまざまな情報が届きやすくなります。

Yahoo!検索の強みは、検索したキーワードの関連情報をまとめて確認できる点です。

たとえば、Yahoo!検索で「渋谷区役所」などといった施設名を調べると、住所などの基本情報に加えて混雑予報や口コミ、SNSリンクなども検索結果に表示されます。

また「飲食店名」や「渋谷 カレー」などと入力すると、店舗や住所に加えてメニューや口コミ情報なども一緒に確認できるため、好みや目的に合った店舗の情報にたどりつきやすくなります。


▲Yahoo! 検索で「渋谷区役所」と検索:Yahoo!より

▲Yahoo!検索で「渋谷 カレー」と検索:Yahoo!より

一方、LINEは日本国内でもっとも利用されているSNSのひとつです。LINEの月間アクティブユーザー数は9,500万人(2023年3月末時点)です。

Yahoo!検索は日本人のあらゆる「知りたい」をわかりやすく提供。LINEは10代から60代まで幅広い年代が利用するSNS。このふたつのサービスが連携することで、より多くのユーザーがより簡単に情報にたどりつけるようになるでしょう。

LINEとヤフーを傘下にもつZホールティングスは、2023年10月1日にLINEとヤフーを合併します。各社のサービスの連携はいっそう強化され、今後も相乗効果を拡大するためのさまざまな施策を打ち出すことが予想されます。

<参照>

LINE:LINEとヤフー、検索事業における連携を強化 ユーザーの検索体験向上のため「LINE Search」web検索を「Yahoo!検索」へ切り替え | ニュース | LINE株式会社
LINE:【お知らせ】本日からニュースタブの一部でYahoo!検索ができるようになります
総務省統計局:統計局ホームページ/人口推計の結果の概要
LINE:LINEのユーザーはどんな人? – LINEキャンパス
日本経済新聞:ZHD、新社名は「LINEヤフー」 10月にIDを連携