社内改革をスムーズに進めるためのポイント

DX推進や働き方改革など、企業を取り巻く環境は、目まぐるしく変化しています。こうした状況にあっても、成長を続けていかなければ会社も社員も守れません。そのためには、大胆な社内改革の断行も必要ですが、社内から強い反発が出ることもあります。そこで社内改革をスムーズに進めるためのポイントを整理してみました。

資源価格や輸送コストの高騰が企業収益を圧迫

企業を取り巻く環境は、ここ数年で激変しているといっても過言ではありません。働き方改革に伴う法令改正への対応に迫られていた時期に、突如として襲ってきた新型コロナウイルスのパンデミックが、世界経済にも大打撃を与えました。

しかも、コロナ対策に追われているさなか、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まり、米中対立の激化などの影響で、資源価格や輸送コストが高騰しました。コロナで落ち込んでいた企業収益をさらに圧迫し、事業継続を断念した著名な老舗企業も少なくありません。

資源の多くを輸入に頼る日本の産業にとって、まさに踏んだり蹴ったりの危機的状態となったわけですが、だからといって指をくわえて見ているわけにはいきません。

押し寄せる変化の波に柔軟に対応しながら成長していかなければ、従業員や従業員の家族、取引先やその家族を守れないからです。

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企業に求められる社内改革

変化に対応していくためには、これまでの組織体制を根本的に見直し、来るべき時代に合わせていくことも求められるでしょう。それは組織体制にとどまらず、長年にわたって受け継がれてきた企業風土の改革も含まれます。

組織体制を見直すとなれば、人事制度や評価制度、人員配置や従業規則にも手をつけなければなりません。そうなると、予想されるのが社内の反発です。しかし、社員も含め全社一丸となって取り組まなければ、社内改革を成功に導くことは難しいでしょう。

では、社内改革をスムーズに進めていくためには、どのように進めていけばいいのでしょうか。