ルームチューニングを大特集。「JASジャーナル2024年冬号」公開

一般社団法人 日本オーディオ協会が発行する「JASジャーナル」の2024年冬号が、オンラインにて発行されている。今号の特集は「ルームチューニング」となっており、室内音響を調整して「良い音」を追求するさまざまなアイデアが紹介されている。

日本音響エンジニアリングが提案する「Acoustic Grove System」は、森林の音響効果から着想を得て生まれたルームチューニングアイテム。オーディオの試聴室だけではなく、録音スタジオやピアノサロンににも導入されており、さまざまな活用事例を通じて、同社のルームチューニングの考え方を知ることができる。

特集では、日本環境アメニティが開発する音響拡散体「オトノハ」の紹介や、エミライが輸入代理店を務めるポーランドの音響パネルメーカー「Artnovion」の実践的な活用方法なども紹介されている。

他にも、名古屋芸術大学の准教授・長江和哉氏による、ドイツトーンマイスター協会が主催する録音・音響技術のコンベンションレポートも掲載。2Lのモートン・リンドバーグ氏による3Dオーディオ収録の“トリック”や、深田晃氏によるサイトウ・キネン・オーケストラ収録の方法論など、最先端の3Dオーディオ制作にまつわる情報が掲載されている。

■JASジャーナル2024年冬号 コンテンツ

・連載:思い出のオーディオ Vol.10

日本オーディオ協会 会長 小川理子

・森の音響効果から生まれた「Acoustic Grove System」とは

日本音響エンジニアリング株式会社 音空間事業本部 課長 根木健太

・音響拡散体「オトノハ」とは

日本環境アメニティ株式会社 開発技術部 八並心平

・機能とデザインを両立する音響パネル「Artnovion」導入レポート

株式会社エミライ ホームオーディオ統括 村上遼

・イトーキ本社ショールーム(ITOKI TOKYO XORK)訪問記

日本オーディオ協会 専務理事 末永信一

・第32回トーンマイスターコンベンション「3D Audio」レポート

~イマーシブとサラウンドレコーディングの理由と背景~

名古屋芸術大学 音楽領域 サウンドメディア・コンポジションコース 准教授 長江和哉

・個人会員に聞く! 第3回 鶴島克明氏

・音の日2023の報告

・JASインフォメーション

・こちらJASジャーナル編集局