消耗せずに仕事に繋げるためのポイント
とはいえ、手当たり次第コミュニティに入ったり、適当にSNSを運用したり、誰かれ構わず「仕事をください!」とアタックするのは、自分が消耗するだけであまりお仕事に繋がらない、というのがわたしの所感です。
焦る気持ちもめちゃくちゃわかりますが、行動する前に下記の3つのポイントを意識してみてほしいです!
1. 自分から相手に与えられる価値を明示する
たとえ「仕事をください!」と言われても、相手がどれだけ仕事ができるのか、どれだけの価値を与えてくれるのかがわからないと、仕事を頼みにくい……というのが発注サイドの想い。
普段から第三者に見せられるようなポートフォリオをまとめておき、必要になったときにサッと出せるようにしておいたり、自分ならではの強みをアピールできるようにしておくといいと思います。
「自分に頼むとこんなにも良いことがある」というのが第三者に伝わるようにする。
わたしの場合は、「難しいことをポップに伝えられる」「数多くの取材執筆をこなしている」「SEOと取材を絡められる」「多少の拡散力がある」などがアピールポイントになります。
ほかにも、駆け出しの場合は「短い期間で納品できる」「即レス・即対応ができる」「特定の分野に詳しい」なども立派なアピールポイント!
ただし、口頭ではいくらでも言えてしまうので、根拠となるポートフォリオとセットで明示することが必要です。ポートフォリオを作れるほど仕事をしていない……という場合は、自分でnoteを書いてポートフォリオにしてしまいましょう!
Workship MAGAZINE編集部が考える「いいライターの条件」とは
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2. 焦らずにコツコツ種をまいていく
不思議なもので、仕事というのは忘れたころにやってきます。
実際にわたしは「フリーランスになります!」という退職エントリを投稿してから1年後に仕事をいただいたこともありますし、随分前に参加した飲み会にいた人から声をかけていただいたこともあります。
要するに、どこで何が仕事に繋がるかわからないんですよね。
だからこそ、日ごろから地道な「種まき」活動が必要。わたしは、会話が弾むようなかわいい名刺を持ち歩いていたり、連絡先を交換したら、あとでお礼とともにポートフォリオを送ったり、記名や実績を出せる仕事を受けたりしています。
連絡先は基本的にTwitterで交換することが多いので、Twitterは日常的に整備するようにしております。プロフィールや固定ツイートなどを整えて、「人となりがわかる状態を作っておく」のも種まき活動のひとつ。
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ほかにも、自分で定期的にnoteを書くという「プルのコミュニケーション」でも種まきをしています。
フリーランスにオススメのnoteの使い方は、以下の記事を参照してみてください!
フリーランス必読!「仕事につながるnoteの使い方」を、noteの中の人に聞いてみた
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3. 探すのではなく自分で「つくる」
最後に、仕事は「探す」だけではなく「つくる」ものでもあります。会社員として働いていても、上司から言われてやる仕事と、自分から提案して生まれる仕事がありますよね。
フリーランスも同じように、誰かから声をかけられるのを待つだけじゃなく、自分で仕事を「つくる」ことができます。
たとえば、ライターであればテーマを自分で考えて、企画書を作って編集部に提案することもできますし、自分でコラムを書いて、あとから掲載先を探すこともできますよね。
「フリーランスになったのに、自分の書きたい記事が書けていない」という場合は、自分から仕事を作れていない可能性が高いです。
書きたい記事があるのなら、自分から提案していったほうが早いです。やりたいなら勝手にやっちゃう!
ちなみに、これまでWorkship MAGAZINEで書いてきた記事は、ほとんどがわたしの自主企画です。自分の知りたいことをもとに企画を立てて、自分の聞きたい人に話が聞けるので、お互いにとってwin-winなお仕事ができていると感じます。
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まとめ:仕事とは、獲得するものではなく、ともに作るもの
「仕事をもらえるように頑張るぞ!」「案件を獲得するぞ!」
……となってしまいがちですが、わたしは仕事というのはお互いが協力してつくりあげていくものだと思っています。関係性はあくまで対等で、win-winであるべき。
そのために、相手に与えられるものをきちんと提示して、お互いにメリットを感じたら一緒にやるのが理想の働き方です。対等な関係性でいられるように、価値提供できるスキルを磨いて、お互いに気持ちよくお仕事がしたいですね!
(執筆&イラスト:ゆぴ 編集:少年B)
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