JR西日本グループが「鉄道の日」の10月14日に発売した鉄道NFT「JR西日本 懐鉄NFTコレクション」が、好評を博している。発売初日に登場した寝台特急「トワイライトエクスプレス」のNFTは、3Dフィギュアタイプが発売開始から2分、全3種類が8分弱で完売。8日に限定500個で先行発売した「500系新幹線NFT」も、5日間で完売している。

懐鉄NFTコレクションは、鉄道開業150年の節目の年に、JR西日本発足後に西日本各地で活躍した優等列車をテーマにした「西日本懐鉄(ナツテツ)入場券」合計32種類を、期間限定で発売。その入場券に登場する32種類の列車をNFT化した。それぞれトレーディングカードNFT(1100円)、3DフィギュアNFT(3300円)、トレインマークNFT(2200円)のNFT計96種を用意し、11月14日まで、毎日正午に1列車ずつ連続で各100個を発売している。

3DフィギュアNFTは、ミニチュアの列車が回転する動画で、車内チャイムとして、オルゴールを再現した「ハイケンスのセレナーデ」「アルプスの牧場」、京都鉄道博物館収蔵のオルゴールから音を採った「鉄道唱歌」のいずれかが流れる。どの列車のNFTが発売されるかは、発売前日の正午に特設ホームページ公式Twitterで発表される。

LINEのNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」で販売され、ユーザー間で売買する二次流通も可能。購入したNFTはLINEのプロフィルアイコンやLINE NFTのプロフィル画像へ設定できるが、同機能は体験版のため、仕様の変更の可能性があるとのこと。また、LINEの友だちへの送付はできない。

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