プロダクトマネージャーの需要が伸びており、求人数も徐々に増えてきました。

ある程度のキャリアを積まなければできない仕事のため、給与をはじめ待遇面も良く、キャリアアップの選択肢の1つとしても人気の職業です。

プロダクトマネージャーを目指すなら、企業に求められる素養を身につけてスムーズな転職を目指しましょう。

今回はプロダクトマネージャーに企業が求めることについて解説します。

プロダクトマネージャーの求人選びの注意点も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

プロダクトマネージャーに企業が求めることは?

プロダクトマネージャーに企業が求めることは、主に3つです。

まずはプロダクトマネージャーが企業で求められることについて解説します。

発想力豊かで多くのアイデアを出せること

プロダクトマネージャーは自社で開発製造する商品やサービスをゼロから発案することも仕事の一環です。

プロダクトマネージャーが発案し、企画会議に通った商品・サービスを企業が売り出すことになるため、本人のアイデアや発想力は評価に大きく左右するでしょう。

発想力を重視するうえで大切なことは、画期的でその企業に合ったアイデアを出せることだけでなく、より多くのアイデアを出せることにあります。

プロダクトマネージャーの発案した商品やサービスは、そのまま独断で作られるわけではなく、一度は企画会議を通して慎重に検討され、開発に移るのです。

そのためアイデアの数は少ないよりも、多くのアイデアをどんどん提案できる人が求められます。

また提案したアイデアに対して会議で出た問題点を聞き、すぐに改善案を提案できるなど、もらった意見をもとにアイデアを改良していくことも大切です。

優れたコミュニケーション能力

プロダクトマネージャーは上司である経営幹部や現場の開発チーム、取引先や商品のユーザーなど、さまざまな人と接します。

あらゆるシーンで人と言葉を交わすことになるため、優れたコミュニケーション能力も求められるでしょう。

優れたコミュニケーション能力が求められるのは、開発メンバーとのスムーズな対話だけではありません。

ユーザーインタビューや取引先との打ち合わせにより要望を汲み取る力や、開発メンバーからの報告を受けて進捗や現場の様子を想像できるなど「察する能力」も重要です。

いずれの能力もプロダクトマネージャーになる前から少しずつ伸ばしていけば、現場で即戦力のプロダクトマネージャーとして重宝されるでしょう。

臨機応変に現場と連携を取れる対応力

プロダクトマネージャーは企業での開発・販売の総指揮をする仕事のため、常に各工程の進捗を把握し、連携しながら仕事を進めていく必要があります。

そのためには正確でメンバーに無茶を押し付けないスケジューリングはもちろん、ときには臨機応変に対応できる能力も求められます。

万が一のトラブルにすぐに対応し、スケジュールを新たに調整しなおしたり、変更点をすぐにほかの工程のメンバーに伝えたりと、細やかな対応が重要です。

現場のメンバーがよりスムーズに仕事に当たれるよう、指揮を取りつつ現場を全面的にサポートすることも、プロダクトマネージャーの仕事です。

(広告の後にも続きます)

プロダクトマネージャーの求人選びのポイント

プロダクトマネージャーが求人を選ぶなら、自分に合った募集をよく吟味してから応募することが大切です。

ここではプロダクトマネージャーの求人選びのポイントについてご覧ください。

求められている経験を確認する

プロダクトマネージャーの職種は、実務経験や業界での職歴が重視されます。

特にプロダクトマネージャーは経験者の募集が多い傾向にあるため、各求人で求められている経験についてよく確認してから選びましょう。

もしプロダクトマネージャーとしての役職経験が無い場合は、役職未経験者の応募も受け付けている企業のほか、関連職種の応募も受け付けている企業を選ぶのもおすすめです。

まずはプロダクトマネージャーの下についてマネジメントを学びながら働き、出世を通じてプロダクトマネージャーになるのも選択肢の1つです。

求められているスキルや能力を確認する

プロダクトマネージャーになるなら、優れた発想力・コミュニケーション能力や臨機応変な対応力が求められます。

しかし業界や企業によって、どのようなスキルや能力を重視するのかは異なります。

そのため各求人で求められているスキルや能力をよく確認したうえで、自分の得意分野を活かせる求人を探しましょう。

給与や待遇について細かく確認する

どんな業種であっても、働くのであれば給与や待遇はよくチェックしておきたいポイントです。

初年度の年収はいくらなのか、昇給や賞与に関する制度はどうなのか、どのような待遇・福利厚生を受けられるのか、細かくチェックして転職先を吟味しましょう。

「譲れない条件」「どんな働き方がしたいのか」をよく検討したうえで働くことも、プロダクトマネージャーになるなら検討したいポイントです。