日本経済「最悪のシナリオ」実現!?円安が止まらない理由とは

2022/08/08 09:58

国内外の経済状況を解説するYouTubeチャンネル「NewsPicks」が、元マイクロソフト社長の成毛眞氏と、元日系新聞記者の後藤達也氏による対談の様子を公開。「2040年に向けて日本の円安傾向はどうなっていくのか」をテーマに、将来迎えるかもしれない“最悪のシナリオ”について語ります。

「日本の危機」円安が止まらなければ経済はどう変わる？

円安の加速は止まらず、為替相場は「1ドル＝150円台に突入するのでは」といった見解もある日本。しかし後藤氏によれば、150円台を超えて200円台に向かうリスクシナリオも考えられるといいます。
その理由は日本経済の国力の弱さ。過去20年から30年を振り返ると、輸出競争力や株式時価総額は下落。現状を招いた原因はどこにあるのでしょうか？

加速する円安…原因はどこにある？

円安の加速を招いた理由のひとつは保守的な金融政策。アメリカが利上げを進める一方で、日銀は2013年から金融緩和を継続。後藤氏はこれにより「円安が1年で3割ほど進んだ」といいます。

また、前述した“日本経済の国力の弱さ”に着目すると、原因は政策以外にも考えられるでしょう。
例えば文化的な注目度の低下。韓国のエンターテイメントが世界的な流行になっている一方、日本発のトレンドはここ10年目立つものはなし。ソフト面を見ても、やはり“円の価値が落ちた”と言わざるを得ないのです。

パワー弱まる日本経済「立て直し」はできる？

いま以上に円安が進むと、日本経済にはどんな影響があるのでしょうか？　例として挙がったのは、生活必需品の高騰。ガソリンや食品をはじめ、スマートフォンなどの電子機器はいま以上の値上がりが予想されます。また、外国人労働者が減れば働き方や最低賃金が変わる可能性もあるでしょう。
動画では「ハイパーインフレはあり得る？」「賃金上昇はある？」といったテーマも解説。これからの日本経済を深掘りしたい人はYouTubeをご覧ください。