文書電子化を徹底 複合機販売業者に優秀賞 テレワーク協会・表彰

 日本テレワーク協会(栗原博会長=写真左)は、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方の実現に向けて独自の工夫を行っている企業などを顕彰する「第24回テレワーク推進賞」の表彰式を開いた。優秀賞として、社内文書を電子化し、どこでも働ける環境を整備した複合機販売業の富士フイルムビジネスイノベーション㈱(東京都江東区)など2社を選出している。

 表彰式では、同社の楠智靖常務執行役員(写真右)が、自社の取組みを紹介。稟議プロセス、契約捺印をすべて電子化する社内改革を行ったことで、業務の効率化につながったと話した。2020年の総労働時間は、電子化以前の08年に比べて20%減少したとしている。社内での事務処理作業に時間を取られていた営業社員の生産性が向上し、客先での営業活動に利用できる時間が増加したという。