2023年7月10日現在、梅雨明け前でありながら、関東では東京、千葉、埼玉、茨城で熱中症警戒アラートが発令されました。

実はこの熱中症警戒アラート、35度など気温だけでは発表されないのをご存知でしょうか。
 
「熱中症警戒アラート」発表の基準について解説します。

◆「熱中症警戒アラート」とは?発表の基準は?

熱中症警戒アラートとは熱中症による緊急搬送の増加を受けて、気象庁と環境省が2020年から発表している呼びかけのことを指します。

関東地方から開始され、2021年4月からは全国で運用されており、熱中症警戒アラートが発表されるとニュースや天気予報のほかメール配信などで知ることができます。

この熱中症警戒アラートの特徴としてそれ以前の「高温注意情報」とは違い、気温だけでなく「湿度」や「輻射熱」も要素に取り入れている点です。

従来の「温度」に「湿度」「輻射熱」を加えた「暑さ指数(WBGT)」が33度以上になると予想された場合に熱中症警戒アラートは発表されるのです。

つまり熱中症の対策として重要なのは、気温だけではなく湿度や輻射熱ということですね。

熱中症は場合によっては命に関わる可能性もある症状なので、暑い夏には十分な対策をして備えましょう。

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