ソフトバンクがライカ監修のスマートフォン「Leitz Phone 3」を発表しました。2021年7月に発売された「Leitz Phone 1」、2022年11月に発売された「Leitz Phone 2」に続く3世代目で、2024年4月19日から、ソフトバンクの一部店舗(ソフトバンクのホームページで確認可能)で発売されます。一括購入価格は19万5696円と予告されています。

筆者は発売に先駆けてLeitz Phone 3を使ってみることができました。結論を先に言うと、写真を撮ることが楽しくなる端末でした。Leitz Phone 1は高性能ながら使いこなしが難しいと感じられ、Leitz Phone 2の白いボディは好みが分かれるかも…思ったのですが、最新のLeitz Phone 3は “ライカらしさ” がグンと高まった印象。所有するだけで幸せな気持ちに浸れて、使うとさらに満足できる、そんなデバイスです。

 

■ライカらしい高級感のあるデザインが魅力

Leitz Phone 3のカラーは、ライカのカメラを彷彿とさせる「ライカブラック」の1色のみ。背面パネルはレザーのような質感で、細かいダイヤモンドパターンが施され、しっとりと手に馴染み、滑りにくい趣向。サイドフレームにも、ライカらしいローレット加工が施されています。


▲背面パネルにはダイヤモンドパターンが施されている


▲サイドフレームにはライカらしいローレット加工

約6.6インチの有機ELディスプレイを搭載し、本体サイズは約161×77×9.3mmで重さは約209g。スマホとしてはかなり重めですが、Leitz Phone 3がほぼカメラとして使われることを考えると、安定感のある重さはメリットと感じられます。


▲ずっしりとした重みがあるが、それによってカメラらしく感じられる

専用のケースとマグネット式のレンズキャップを同梱。ケースにも赤い「Leitz」ロゴがあり、ケースに入れてもライカのスマホであることを主張できます。


▲専用のケースとレンズキャップを同梱


▲ケースに入れてもライカを主張できる

 

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■カメラの操作性もライカそのもの

背面上部に搭載されたメインカメラは1インチセンサー(約4720画素)を採用。F値は1.9で、焦点距離は19mm(35mm換算、以下同)。その左に、撮影時の光の状態を測定する14チャンネルのスペクトルセンサーを搭載する測距用カメラ(約190万画素)も備えています。


▲カメラを主張するデザイン

カメラアプリのUIは、前モデルから継承。シングルレンズですが、超広角(19mm)、広角(24mm)、望遠(50mm)に切り替えて撮影でき、デジタルズームは広角に対して最大6倍。デフォルトの広角で撮影する際は、撮影範囲がわかる「ブライトフレーム」という白い枠が表示されます(表示されないように設定変更することも可能)。ライカの音を再現したシャッター音は小さめで、飲食店などで撮影する際に気にならないのも魅力。


▲広角(24mm)での撮影時にはブライトフレームが表示される


▲超広角(19mm)で撮影


▲広角(24mm)で撮影


▲望遠(50mm/2倍ズーム)で撮影