「ルイ・ヴィトン」、札幌進出40年目で2店舗体制に

 ルイ・ヴィトンジャパン(本社・東京都中央区)は2023年11月10日、「ルイ・ヴィトン大丸札幌店」(札幌市中央区北5条西4丁目7)をオープンさせた。北海道では「ルイ・ヴィトン丸井今井札幌店」(南1条西2丁目15)に出店して以来、40年を経て2店舗になった。

(写真は、「ルイ・ヴィトン」が入った大丸札幌店)

「ルイ・ヴィトン」が、北海道・札幌に店舗進出したのは1983年。「丸井今井札幌本店」の大通別館の旧「マルサ」にオープンした。その後、丸井今井は三越伊勢丹グループに入り、三越伊勢丹は「丸井今井西館」を整備。2014年10月25日に「ルイ・ヴィトン丸井今井札幌店」がそこに移転オープンした。札幌進出以来、一貫して1店舗体制だったが、40年を経て2店舗体制を取ることになった。

 札幌2店舗目の「ルイ・ヴィトン大丸札幌店」は、大丸札幌店1階正面玄関左側で「エルメス」の隣に入った。世界初の旅行鞄専門店として1854に創業して以来、伝統を重んじながら革新的なスタイルで製作を続けてきたトラベルラゲージ、ウィメンズ&メンズのレザーグッズをはじめ、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランス、書籍など豊富にラインナップしている。

 店内には「ルイ・ヴィトン」のモノグラム柄が立体的に配置されたシースルーの外観は、向きによってさまざまな表情を見せるように施されている。2フロアからなる店内には自然光が注ぎこみ、明るく開放的な空間に調度品やアート作品が配置されている。

「ルイ・ヴィトン」は、札幌の百貨店勢力図が塗り替わる中でも、一貫して「丸井今井札幌店」の1店舗体制を貫いてきた。今回、40年の時を経て2店舗体制になったタイミングは、折しも「大丸札幌店」の開業20周年と重なった。