NexToneは個人・法人向け音楽配信事業のレコチョク(東京都渋谷区。売上高90億5000万円、営業利益△3億7800万円、純資産41億1000万円)の株式51.7%を取得し、子会社化することを決めた。NexToneは音楽コンテンツの著作権管理を主力としており、親和性の高いレコチョクと連携を進めることで、新たな事業創出などにつなげる。取得価額は15億5200万円。取得予定日は2023年9月29日。

レコチョクは2001年設立で、NTTドコモ(東京都千代田区)、エイベックス・エンタテインメント(東京都港区)、ソニー・ミュージックエンタテインメント(東京都千代田区)、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント(東京都渋谷区)の4社が主要株主。このうち筆頭株主のNTTドコモは全保有株式34.2%を手放す。

レコチョクは音楽配信サービスのほか、権利者へのビジネス支援やブロックチェーン(分散台帳)技術を活用したサービスの開発を手がけている。また、同社子会社のエッグス(東京都渋谷区)ではインディーズアーティストの活動支援を展開している。