職長会主体で活動 自主的に安全ルール策定 埼玉労働局・パト

 埼玉労働局(久知良俊二局長)は、全国労働衛生週間準備期間における取組みの一環として、建設業労働災害防止協会埼玉県支部と建設現場の合同パトロールを実施した。前田建設工業㈱関東支店によるマンション新築工事現場で、職長会が主導する安全衛生活動を確認した(写真)。

 職長会は安全委員会など5つの委員会で組織され、それぞれが自主的な活動を行っている。たとえば熱中症対策に給水所を設置し、水や塩飴の補充を職長自ら管理している。さらに現場が広く、職長だけでは目が行き届かないことがあるため、各階ごとに関係事業者から「フロアマスター」を選出した。安全ルールの策定を各階で自主的に行わせることで、安全意識を高く保っている。