■ショッピングセンターも好調が続く

 25日、日本ショッピングセンター協会が6月度のSC販売統計調査報告を発表した。売上高は前年同月比7.6%増の5,219億8,583万5,000円となり、百貨店同様に16カ月連続前年同月を上回った。

 新型コロナの5類移行、全国旅行支援、インバウンド需要の増加により全国的に来店客が増加。新型コロナ前の2019年比は7.7%減に留まった。業種別はファッションでは夏物商材が好調。飲食はコロナの感染対策緩和で全国的に好調であり、サービスでは美容やアミューズメントが好調だった。

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■都市別や地域別は5カ月連続で全て前年上回る

 売上のうち、テナントが前年同月比8.8%増の4,024億7,183万8,000円。キーテナントが同3.9%増の1,195億1,399万7,000円となり、全体同様に16カ月連続で前年同月を上回った。

 大都市やその他の地域は5カ月連続で全て前年を上回っている。特に都市では札幌市(前年同月比:18.3%増、以下同じ)、東京区部(16.4%増)、京都市(14.3%増)、大阪市(11.3%増)、広島市(15.8%増)、福岡市(24.1%増)で2桁割合の増加。その他の地域の中では北海道(8.5%増)、中部(6.2%増)、近畿(4.8%増)、九州・沖縄(5.2%増)で伸び率が大きめだった。