●ドアハンドルは先ず車外からドアを開けられること
ドアハンドルがボディから飛び出していることによる「空力」問題は、250km/h超の世界でも無い限り無視できるだろう。
少なくとも、アンダーフロアの空気の流れに対策する方が、余程「空力」の効果は上がる。それよりも、何等かの理由でドアハンドルが飛び出して来ないことの方が重大だ。
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●テスラ火災の救助活動時
テスラもEV車御用達の、同じ様な「ヒドンドアハンドル」構造を採用しているが、こちらも発火事故を引き起こした際に、外部から救助を試みるのに機能しなかった。外部からドアを開くことが出来ず、ドライバーは車内から窓ガラスを蹴り破って脱出したが、車内で失神していたら、焼死は免れなかった。
ドアハンドルなんて部分は、万一の際に如何に外部からドアを開けられるかが最大の役目であり、「必要時にだけ顔を出すからカッコいい」みたいな、子供騙しに用いるものでは無い。
「EV車ユーザー=私は先進的で環境に配慮している=ドア開閉もヒドンハンドル式だ」なんて考える様な、「走っていても排気ガスを出さないから環境に優しい」と思い込むユーザーへの、受け狙いだろう。