【スマホ初心者使い方ガイド】災害時に役立つAndroid活用法

今回の特集では、災害時に役立つ多くのアプリを取り上げて紹介していきます。いつ何時、突然やってくるとも知れない大災害。現場の混乱の中、一番重要なのは”正確な情報を把握する”こと。これらのアプリをスマホに常駐させておくだけでも、いざというときに心強い味方になってくれるはずです。
■ラジオを聞く
災害時、情報収集の手段の一つとして使用するのがラジオです!今も昔も変わらず使われ続けているツールですが、専用アプリをインストールすればAndroid携帯でもラジオを聴くことが出来るようになります。

株式会社radikoが配信するラジオアプリ。地上波ラジオ放送をスマホで聞くことができます。普段はエリアを制限して配信しているのですが、災害時は日本全国全エリアで聴取できるように、一時的にエリア制限が解除されます。


NHKが提供するネット版ラジオ放送「らじる★らじる」が視聴できるアプリ。NHKラジオ第1・ラジオ第2・FMの3番組がチェック可能。もちろん災害時の緊急ニュースもキャッチできます。
■災害時の安否確認
災害が発生した時には、家族や友人の安否をいち早く確認して安心したいものです。特に災害直後には回線がストップしたり、込み合ったりして電話やメールはほとんど通じません。そこで電話回線を必要としない、Wi-Fiを利用したソーシャルメディアが安否確認に非常に役に立ちます。


フォローしている人の「つぶやき」が、自分のタイムラインに表示されるという機能を持つソーシャルメディア。家族や友人、親戚などのアカウントをフォローしておけば、「つぶやき」から安否確認ができます。また各種メディアや有名な芸能人も公式アカウントを持っているので、情報収集のためにそのようなアカウントをフォローすることをおススメします。
★災害時に役立つハッシュタグ一覧
#jishin: 地震一般に関する情報
#j_j_helpme :救助要請
#hinan :避難
#anpi :安否確認
#311care: 医療系被災者支援情報


国内最大級のコミュニケーションツール「LINE」も、もちろんいざというときのライフラインになります。電話回線が繋がりにくい状況でもWi-Fi経由で連絡が取り合えるので、家族や友だちの様子をいち早く確認することができます。
■避難する場合
今いる場所に直下型の地震がきたら…台風の直撃ルートにのっていたら…。安全区域に避難を余儀なくされる場合もあるでしょう。そんな重要な情報を見逃さないためにも、これらのアプリをスマホに入れておきたいものです。

いざ避難しようにも、どこにいったらいいか分からない…そんなときは、このアプリをチェック。避難所・給水拠点・医療機関などのいざという時に役立つ情報を閲覧することができます。身の安全の確保や避難中の注意事項などがまとめられた「災害時ノウハウ集」も必読です。
■応急処置のリファレンス
災害時には体、心ともに非常に負担のかかるものです。そんな中で体に不調をきたしてしまうのは仕方のないこと。しかしすぐに病院で診てもらえるわけではありませんので、簡単な診断、処置は自分でできると役に立ちます。

けがの応急手当、心肺蘇生法、止血法などが確認できる救命マニュアルアプリ。症状別の手当方法をイラスト付きで詳しく紹介しています。
■被災地の天気
巨大地震が発生すると、余震が続いたり、津波の被害に注目が集まります。しかし、気象状況にも十分に注意する必要があります。雨が降ると洪水や土砂崩れなど二次的災害の可能性が高まり、思わぬ被害を拡大させてしまいます。そこで、ここでは被災地の天気を調べるのに便利なアプリを紹介するので、参考にしてみてください。


県内を各地域ごとに細かく表示してくれ、被災地のピンポイントの天気を調べるのに役立つアプリ。地震や台風などの災害情報をプッシュ通知で知らせてくれるのも便利。


天候や気温の他に、風向き、風速、降水確率、さらに週間の天気予報までが一画面で確認できる高性能ウェザーアプリ。33,000箇所を超えるパーソナル気象観測所のデータを閲覧できるので、より正確な天候が把握できます。万が一野外にいた場合の空模様はこのアプリで万事OK。
災害とは、忘れたころに突然やってくるもの。以上で紹介したアプリをインストールすることで、少しでも災害への備えとしてみてください。次回は、「端末をなくした!?紛失時に覚えておきたいマメ知識」をご紹介します!