【羽生結弦】北京で3連覇なるか!?4回転アクセル挑戦の軌跡
フィギュアスケートの羽生結弦選手が、かねてより公言していた4回転アクセルの挑戦。「第90回全日本フィギュアスケート選手権大会」直前に公開されたインタビューで、フリースケーティングのプログラムに組み込むことを明言し、その言葉どおり本番で果敢に挑戦しました。北京大会で3連覇のかかる羽生結弦選手の4回転アクセルへの想いと、公式戦での挑戦を動画で振り返りましょう♪
4回転アクセルの封印を解く
フィギュアスケートのジャンプには難易度の低い順に「トウループ」「サルコウ」「ループ」「フリップ」「ルッツ」「アクセル」の6種類が存在。なかでも「アクセル」は唯一正面から飛ぶため回転数が半分多く、難易度だけでなく、選手には独特の恐怖心があるといいます。2022年1月現在、女子では3回転アクセル(トリプルアクセル)成功が上位に入るカギとされるのに対し、男子の3回転アクセルは珍しくないものの、その上の4回転アクセルを公式戦できちんと飛べた選手はいません。
■大会直前インタビューで挑戦を明言
北京大会などの最終選考会も兼ねているとされた、第90回全日本フィギュアスケート選手権大会前のインタビュー動画では、羽生結弦選手の4回転アクセルの手ごたえを聞くことができます。フリースケーティングのプログラムで挑戦する予定と発言し、これまで自分のイメージしてきた形の7割くらいまで完成していることや、最後まで望みをつなげていきたいという意気込みも。
いままでの人生で「これをやる」といってやりきれなかったことはない、4回転アクセルもやるといった以上やりたいという心境を明かすとともに、北京大会で目指すものも語っています。
■鬼気迫るショートプログラム
羽生結弦選手のショートプログラムは第4グループの4番滑走。直前に滑走した宇野昌磨選手の101.89ポイントを超えてトップに立つのかに注目が集まりました。演技が始まると会場の空気が変わり、その流れるようなスケーティングにぐんぐん引き込まれていきます。
フィニッシュポーズで掲げた右こぶしをのど元に引き寄せ、しばらく黙考したあと何度もうなずく姿が印象的なショートプログラムノーカット映像をご覧あれ! その完成度から手ごたえを感じ、フリースケーティングの4回転アクセルにつながったのかもしれません。
■やり遂げた表情が光るフリースケーティング
今季世界最高得点となった111.31を出したショートプログラムの2日後に行われたフリースケーティングで、ついに4回転アクセルの封印を解くことに。インタビューでも、これまできちんと降りたことはないと発言していた4回転アクセルはプログラム開始早々、動画の0:50あたりから始まります。驚くほど高く飛び上がったそのジャンプは圧巻!
初めての挑戦となった4回転アクセルは回転不足という判定になったものの、ここでペースを崩すことなくみごとなパフォーマンスを発揮し、211.05という一人だけ200点を超える別次元のスコアを叩き出し優勝しました。
羽生結弦選手にとって大会で初めて披露した4回転アクセルは、回転不足と両足着氷という結果でしたが、演技終了後はホッとしたのか笑みもこぼれていました。ストイックに練習を続ける羽生結弦選手なら、4回転アクセルをきっと実現してくれるという期待がわいてくる今回の挑戦。私たちを驚かせるような華麗な姿を見せてくれるのは、3連覇のかかる北京の会場かもしれませんね♪
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