不思議「火星に虹が出現!?」NASAが撮影した驚きの光景とは?
雨が上がった後に出現する「虹」。ふと空を見上げて虹を発見すると、なんだかハッピーな気分になる人もいるはず。そんな虹ですが、なぜ出現するのか知っていますか?
虹は雨が降った後など、空気中にたくさんの水滴が浮かんでいるときに見ることができます。その水滴に太陽の光が当たると色が分かれて、虹はカラフルに見えるのです。
太陽系の惑星で虹を見ることができるのは地球だけだと言われています。
なぜ!?火星に虹が出現?
地球で人々の心を癒してくれる虹ですが、もしかしたら火星人の心も癒しているのかもしれません……。
なんとNASAが撮影した火星の写真に、虹が写り込んでいると話題に。
不思議な光景が捉えられたのはこちら。火星探査機「パーサヴィアランス」が撮影したこの写真の、左側に注目。
そこには、虹のようなものがかかっているではありませんか! よく見ると、色も分かれていて、地球上の虹にそっくり。ほかの写真も見てみましょう。
綺麗に弧を描いており、私たちが知っている虹と同じように見えます。地球に比べ、非常に薄い大気しかないはずの火星。なにか不思議な力で、火星にも出現したのでしょうか……?
火星の虹の正体は?
火星の薄い大気には、水でできた雲がありますが、氷点下よりもはるかに低い温度のため凍っているようです。凍ってしまうと、虹はできません。では、これは一体何なのでしょうか?
この虹の正体は、「カメラレンズ内の内部反射」だそう。この写真が撮影されたとき、その時間帯や向きなど、カメラ内部で反射光が生じる条件がそろっていたようです。
地球と環境が似ていることで有名な火星ですが、やはり虹が見れるのは地球だけのようですね! いつか、火星から「地球に虹を見に来る旅行客」が、やってくる日が来るかもしれません……。
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