家族の絆を育んでくれる!? 2023年11月の満月「ビーバームーン」はいつ?【スマホニュース】
アメリカ大陸が西洋諸国に知られる遥か昔から、大自然と共存してきたネイティブアメリカンたちは、毎月現れる満月に名前を付けていました。そんな彼らが「ビーバームーン」と呼ぶ11月の満月が、2023年11月27日(月)の23時00分すぎに見ごろを迎えます。
家族との絆を深くしたり、コミュニケーション能力を上げたりしてくれるといわれている満月の、観察ポイントを解説していきましょう!
人間関係を改善!? ビーバームーンとは?
「地球は未来の子どもたちから借りているもの」という考えを受け継いできたネイティブアメリカンは、自然を見つめ大切にし、季節の様子を満月に名付け、呼び親しんでいました。■ビーバーの活動が活発になる時期
NASAの公式サイトでは、ビーバームーンと呼ばれた理由が1930年代の文献に書かれていると紹介しています。その内容によると、11月の満月の時期、米国北部と東部の先住民が冬に必要な暖かい毛皮を確保するため、沼地が凍ってしまう前にビーバー用の罠を設置する季節というが由来なのだそう。
また、ビーバーが冬に備えて巣作りをしたり、巣のメンテナンスをしたりと活動が活発になることから名付けられたという説も。
■ビーバームーンに願いたいこと
さままざな装飾品に月や太陽をモチーフとしたデザインを取り入れ、自然を大切にして暮らしてきた古の人々が、満ち欠けを繰り返し、夜空に燦然と輝く満月に祈ると、願いが実現すると考えても不自然ではないでしょう。ビーバームーンには「家族の絆」「コミュニケーション」「社交性」といった意味があるとされ、満月を見ながら願いをかける、満月を撮影してスマホのホーム画面に壁紙として設定すると効果があるという説もあります。
ビーバームーンの見ごろは?
国立天文台の発表によると、ビーバームーンとなる月が最も満ちるのは2023年11月27日の18時16分。場所によっては月が昇ってから少ししか経っていないこともあり、事前に月の動きをチェックしておきたいところです。■ビーバームーンを見るならこの時間
まん丸のビーバームーンが見られるのは11月27日の夜で、沖縄では月が昇り始めてわずか4分後のこと。これではさすがに月の位置が低く見づらいため、日本全国どの場所でもきれいなビーバームーンを見られる時間として、2023年11月27日23時00分から28日0時ごろの1時間をおススメします。この時間は、全国で月の位置が最も高くなるタイミングに近く、日の出までしばらく時間がある絶好のチャンスですよ♪
■ビーバームーンの場所をアプリでチェック
天体は毎日見える時間や場所が少しずつ変化しているので、当日の月の動きをアプリで事前に調べておくと便利。ビーバームーンがどのように動いていくのか、天体観測アプリ「Sky Tonight」を使って再現してみましょう。アプリが起動したら、画面の上部にある日付部分をおススメ時間のちょうど中間にあたる2023年11月27日23:30に設定。すると、ほぼ頭上に満月が見つかるはず。アイコンをタップして軌道を表示すれば、何時ごろにどこに月があるのかを探すのもかんたんです。18:16に設定すれば、最も満ちるときの月の場所もすぐに分かります。
夜の冷え込みがだんだん強くなってくる時期です。暖かい服装で満月の観察をお楽しみください!
出典:国立天文台
出典:NASA