なぜそこに?NASA撮影「火星に魚!?」その正体とは
海や川など、世界中の水圏に生息する「魚類」。魚類全体の種類は2万5千~3万近くあり、その生態や形態も様々。
中でも、地上を這って移動することがある「ウォーキングキャットフィッシュ」や、乾燥した砂の中に数か月の間身をひそめる「サラマンダーフィッシュ」は、水の中以外でも生きることができる変わった魚として知られています。
あらゆる場所で生活している魚ですが、もしかしたら地球以外に生息する種類がいるかもしれません……。今回紹介する写真は、地球から遠く離れた「火星」で撮影された不思議な1枚です。
火星にも魚がいる!?
奇妙なものが写り込んでいるのは、NASAの火星探査機「キュリオシティ」によって撮影されたこちらの画像。ごつごつした大地がどこまでも続く、火星の不思議な風景ですが……。画像下部に注目。
そこには、魚のようなシルエットの物体が! 平たい形で、顔や尾びれまで確認することができます。さらに、同じく火星で撮影された別の写真にも、魚のようなものが。
こちらの画像左下をよ~く見ると……?
横にしてみると、魚の化石に似た物体が確認できます。火星で2つも魚のようなものが見つかるなんて、ただの偶然でしょうか? それともこれは、火星にも魚類が生息していたという証拠!?
火星の魚の正体は?
魚に似た物体の正体については、火星の石が風化でこのような形になったのではないかと言われていますが、NASAは何もコメントしておらず、はっきりとした正体は謎のまま。
火星には現在、地球のように液体の水はありませんが、昔はたくさんの水があり川も流れていたと考えられています。
ほぼ同じ速度で自転していることや、四季があるなど、地球と環境が似ていることでも知られている火星。 もしかしたら火星の川では魚のような生物が生息していたのかもしれませんね!
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