友情を育んでくれる!? 2023年8月の満月「スタージョンムーン」はいつ？【スマホニュース】

dアプリ＆レビュー編集部 2023/07/19 10:00

北米大陸で悠久のときを刻んできたネイティブアメリカンたちは、毎月現れる満月に名前を付けていました。そんな彼らが「スタージョンムーン」と呼ぶ8月の満月が、2023年8月2日（水）の3時30分すぎに見ごろを迎えます。友情を育み、個性を伸ばしてくれるといわれている満月の、観察ポイントを解説していきましょう！

友情を育む!?　スタージョンムーンとは？

ネイティブアメリカンには、「地球は未来の子どもたちから借りているもの」という考え方があり、つねに自然と対話をし、その季節の様子を満月に名付け、呼び親しんでいました。

■チョウザメ漁の最盛期

ちょっと聞きなれないスタージョンとはsturgeon（チョウザメ）のこと。チョウザメの卵巣をほぐして塩漬けにしたものが高級食材のキャビアです。
NASAの公式サイトによると、8月になると五大湖やその他主要な湖沼で大型の魚がよく穫れたことにちなみ、米国北東部に暮らすアルゴンキン族がスタージョンムーンと呼ぶようになったと紹介しています。
他にもグリーンコーンムーンという呼び方もあるそう。

■スタージョンムーンに願いたいこと

月や太陽に神秘さを感じ、さままざな装飾品にこれらをモチーフとしたデザインを取り込んでいったネイティブアメリカンたち。そんな不思議な力を宿していると考えた天体に祈ると、願いが実現すると考えても不自然ではないでしょう。

スタージョンムーンには「友情を育む」「個性を伸ばす」といった意味があるとされ、満月を見て直接願ったり、写真を撮影してスマホのホーム画面に設定したりするとよいという説も。

スタージョンムーンの見ごろは？

国立天文台の発表によると、スタージョンムーンとなる月が最も満ちるのは2023年8月2日の3時32分。場所によっては沈むまでに45分しかないので、どの方向に見えるのか、事前にチェックしておきたいところです。

■スタージョンムーンを見るならこの時間

スタージョンムーンが見られるのは8月2日の夜明け前。この日、東京では4時45分に月が沈み、その4分後の4時49分には日が昇るため、おススメの観察時間は8月2日3時30分から4時30分ごろの1時間といえるでしょう。
また、北海道の札幌では4時14分には月が沈んでしまいます。満月になってから45分程度と時間が短いうえ、比較的低い位置に月があるので、あらかじめどの方向に月が沈むのかを調べておくと安心です。

■スタージョンムーンの場所をアプリでチェック

天体は毎日少しずつ見える時間や場所が変化しているため、アプリを使って月の動きを事前に調べておくのがおススメ。スタージョンムーンがどのように動いていくのか、天体観測アプリ「Sky Tonight」を使って再現してみましょう。
アプリが起動したら、画面の上部にある日付部分を2023年8月2日03:35に設定。すると、南西の空に満月が見つかるはず。アイコンをタップして軌道を表示すれば、何時ごろにどこに月があるのかを探すのもかんたんです。