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健康の不安を解消してくれる!? 2023年7月の満月「バックムーン」はいつ?【スマホニュース】

北米大陸に古の時代から暮らしているネイティブアメリカンたちは、毎月現れる満月に名前を付けていました。そんな彼らが「バックムーン」と呼ぶ7月の満月が、2023年7月3日(月)の夜、23時過ぎに見ごろを迎えます。健康や仕事の不安を解消してくれるといわれている満月の、観察ポイントを解説していきましょう!


不安を払しょくする!? バックムーンとは?

「地球は未来の子供たちから借りているもの」という考えのあるネイティブアメリカンは、自然と対話し、その時期の様子を満月に付け、呼び親しんでいました。

ネイティブアメリカンのテント


■鹿の角が伸びる季節

バックムーンのバックとはbuck(鹿・牡鹿)のこと。初夏になると、新しく伸びた鹿の角の額部分が、ビロードのような毛皮で覆われる時期にちなんでいるのだとか。また、米国北東部に暮らすアルゴンキン族には、頻繁に雷雨が発生するシーズンという意味で、サンダームーンという他の呼び方があるとNASAの公式サイトでは紹介しています。

一方ヨーロッパでは、ヘイムーンと呼ぶ地方も。ヘイは干し草のことで、この数週間で干し草を刈り、梱包・保管して冬に備える作業がはじまることから来ているそう。

鹿と月のイラスト


■バックムーンに願いたいこと

ネイティブアメリカンたちは太陽や月に神秘さを感じ、さまざまな装飾品にこれらをモチーフとしたデザインを取り込みました。そんな不思議な力が宿っている天体に祈ると、願いが実現すると考えても不自然ではないでしょう。

バックムーンには「健康や仕事の不安が払しょくされる」という意味があるとされています。鹿の角が生え変わる「再生」や、鹿を狩ることで食料や毛皮が手に入り、生活必需品を調達し暮らしを支えることができる、という考えがもとになっているのかもしれませんね。

月に祈る人


ネイティブアメリカンの作るバッグやポーチには鹿革が多用され、意匠として飾られる鹿は、大地の恵みと穏やかさを表しているそう。そんな鹿の名を与えられたバックムーンは、彼らにとって特別な存在だったに違いありません。

バックムーンの見ごろは?

国立天文台の発表によると、バックムーンとなる月が最も満ちるのは2023年7月3日夜の20時39分。日中や深夜ではなく、観測しやすい時間帯となっています!

■バックムーンを見るならこの時間

バックムーンが見られるのは7月3日の夜。この日、東京では19時14分に月が昇ってくるため、場所によってはまだ位置が低く見えにくいかもしれません。最も月が高い場所にくるのが23時56分ですから、おススメの観察時間は7月3日23時から日付の変わった4日1時ごろといえるでしょう。

満月


■バックムーンの場所をアプリでチェック

天体は見える場所や時間が毎日少しずつ変化しているので、アプリを使って月の動きを事前に調べておくのがおススメ。バックムーンがどのように動いていくのか、天体観測アプリ「Sky Tonight」を使って再現してみます。
アプリが起動したら、画面の上部にある日付部分を2023年7月3日23:00に設定。すると、南の空に満月が見つかるはず。アイコンをタップして軌道を表示すれば、何時ごろにどこに月があるのかを探すのもかんたんです。

アプリ「Sky Tonight」で2023年7月3日23時の空をシミュレーション


バックムーンはあまり夜空の高い場所に昇らないため、南南東に高い建物がない、比較的開けた場所で観察するようにしましょう!


出典:国立天文台
出典:NASA


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