恋を叶えてくれる!? 2023年6月の満月「ストロベリームーン」はいつ?【スマホニュース】

かつてネイティブアメリカンたちは、毎月現れる満月に名前を付けていました。そんな彼らが呼ぶ6月の満月が「ストロベリームーン」です。このストロベリームーンが2023年6月4日(日)夜、3時に見ごろを迎えます。恋を叶える力があるといわれる満月の観察ポイントを解説していきましょう!
想いが成就する!? ストロベリームーンとは?
自然と対話し、感謝の気持ちをもって日々暮らしていたネイティブアメリカンは、季節にちなんだ名称を満月に付け、呼び親しんでいました。
■イチゴの収穫期を迎える時期
日本ではクリスマスケーキで使われるのを皮切りに、冬から春のイメージがあるイチゴですが、屋外栽培や天然種の収穫期は4~6月。NASAの公式サイトによると、米国北東部のアルゴンキン族が、この地方の短いイチゴの収穫期に昇る月ということからストロベリームーンと呼んでいたとあります。また、ヨーロッパではミード(ハチミツ酒)ムーンやハニームーン、ローズムーンという呼び方も。これは6月下旬にハチミツの収穫準備が整ったり、バラの咲く季節にちなんでいたりするのだそう。

■ストロベリームーンに願いたいこと
夜空に輝く星々に星座の物語を当てはめたように、古代の人々は手の届かない天空のできごとに神秘を感じていました。そのため、不思議な力が宿っている太陽や月に祈りを込めると、願いが叶うと考えていたのです。ストロベリームーンにも「恋が叶う」という意味があるとされ、これはジューンブライドでも知られるように、6月は結婚が数多く行われることから来たのかもしれません。満月に願いをかけるだけでなく、ストロベリームーンの写真をスマホの壁紙にしてみても効果があるかもしれません。

ストロベリームーンの見ごろは?
国立天文台の発表によると、ストロベリームーンとなる月が最も満ちるのは2023年6月4日昼の12時42分。残念ながら、まん丸の月は地平線の下にあり見ることができないのです。では、実際の観察に適した日時はいつなのでしょうか?■ストロベリームーンを見るならこの時間
満月に近い時間でストロベリームーンが見られるのは、6月4日に日付が変わったばかりの0時から3時ごろと日没後。東京の場合、6月4日は4時前に月が沈むため、0時前後から日の出前、ちょうど3時ごろが見ごろのひとつとなります。また、19時前に日が沈み19時20分ごろから月が昇ってくるので、このあたりが次の観察時間といえるでしょう。

■ストロベリームーンの場所をアプリでチェック
天体は毎日少しずつずれながら移動しているため、アプリを使って事前に動きを確認しておくのがおススメ。ストロベリームーンがどのように昇ってくるのか、天体観測アプリ「Sky Tonight」を使って再現してみましょう。アプリ起動後、画面の上部にある日付指定部分を2023年6月4日03:00に設定すると、南西のやや低い場所に満月が。アイコンをタップすると月の軌道が表示されますから、設定時間にかかわらず、どのあたりに月があるのか探すのも便利です。

ストロベリームーンは、月自体が赤く染まるためこう呼ばれるわけではありませんが、低い位置にある月はより多くの大気を通過して、通常よりも赤みがかった色になる可能性があります。日の出前や日没に近い時間にストロベリームーンを見つけると、かわいい赤い月が見られるかもしれません♪
出典:国立天文台
出典:NASA