【2023年3月】仕事も恋愛も丸く収めてくれる!?神秘的な「ワームムーン」が出現!【スマホニュース】
月は満ち欠けを繰り返し、ほぼ1か月ごとに満月となります。毎月訪れる満月に、日々季節が移り変わるさまを名称として付けていたネイティブアメリカンは、3月の満月を「ワームムーン」と呼んでいました。そのワームムーンは、仕事や恋愛を丸く収めてくれるという説も。2023年3月7日夜、この神秘的なワームムーンが夜空に現れます!
平和や調和を意味する!? ワームムーンとは?
日本では月が満ち欠けする様子を上弦や下弦などの表現で呼んでいますが、北米大陸に暮らしていたネイティブアメリカンの部族には、季節にあった名前を満月に付けていたそうです。■春の訪れが近い満月
農耕や狩猟といった自然と近い暮らしをしていた彼らは、日々の季節の移り変わりを敏感にとらえていました。ワームムーンの「ワーム」とは日本語で芋虫のこと。冬の寒さがやわらぎ、地中から虫が出てくる姿を表したとされています。日本にも同じ意味の「啓蟄(けいちつ)」があり、こちらは季節の移り変わりを24個に分類した二十四節季のひとつです。
アメリカ航空宇宙局「NASA」のWebサイトによると、アメリカ北東部のさらに北部のネイティブアメリカンたちは、カラスの鳴き声が冬の終わりを告げると感じ、3月の満月を「Crow Moon(クロウムーン)」と呼んだそう。
■ワームムーンに願いたいこと
夜の闇を払い光をもたらす太陽に邪気を払う力を感じたように、古代の人たちは天体に神秘的なものを見出し、願いごとをしたとされます。月に祈るというのは洋の東西を問わず行われていたようで、それぞれに適した願いごとをすると成就するという説も。ワームムーンには「調整」「平和」などの意味があるとされ、仕事や恋愛、人間関係などを丸く収めてくれることが期待できるかもしれません。
ワームムーンの見ごろは?
国立天文台によると、2023年3月7日午後9時40分に最も月が満ちるそう。他の月の満月が深夜や明け方といった時間帯が多いこともあり、観察しやすい時間という意味なら、このワームムーンは2023年で一番かもしれません。■ワームムーンの場所をアプリでチェック
ワームムーンとなる当日の月の動きを、天体観測アプリ「Sky Tonight」を使って再現してみましょう。アプリを起動したら画面上部で日付を入力。これだけでその日の星と月の場所がわかります。画面を動かすと、南東の空に月が見えるのでこれをタップすれば、月の動きが追加されますよ。まん丸の満月とはいきませんが、該当時間の前後でも立派な満月が夜空を彩ります。まだまだ朝晩は冷える季節ですから、暖かい服装でワームムーンを観察してください♪
出典:国立天文台
出典:NASA Science