家族の位置情報がわかる!Googleマップ「現在地の共有」の使い方【スマホニュース】

こんな経験ありませんか? 帰宅中の家族に「いまどこにいる?」と連絡したら、返事が来ず待ちぼうけ。帰る時間にあわせて食事を準備しようと思ったのに、タイミングが掴めない! とヤキモキしたこと。
こうしたストレスを解決するのが、Googleマップの「現在地の共有」機能。これを活用すれば、連絡を取り合わずともお互いの現在地が分かります。
「Googleマップ」で位置情報を共有!メリットは?
Googleマップに搭載されている「現在地の共有」とは、指定したアカウント同士で今いる場所を共有できるサービス。位置情報を教えたいときに機能をオンにすることで、お互いの居場所がマップ上に表示されます。

この機能の便利な活用方法は多々ありますが、家庭で使うならこんな用途にも活躍! 例えば、子どもの防犯対策。習い事に通っていれば、帰りが遅くなることもあるでしょう。「いまどこを歩いているのかしら…」と心配になれば、Googleマップを起動。あらかじめ機能をオンにしておくだけで、アプリからわが子の場所が一目瞭然!

ほかにも、防災対策や友だちとの待ち合わせ、アウトドアスポーツの安全対策など、さまざまな用途で大活躍。機能の使い方を知っていれば、さまざまな状況で応用が利くのです。
「現在地の共有」便利な使い方
・ 災害時の安否確認
・ 子どもがひとりで出歩くときに防犯対策として
・ ターミナル駅で友だちと待ち合わせをするとき
・ スキーなど野外アクティビティの安全対策
・ 車移動などで現在地を密に連絡できないとき
・ 屋外で別行動をして、時間をおいて再度集合するとき
・ イベントなど人が多い場所に出かけるとき
「位置情報アプリは危険」って本当?注意すべきポイント
位置情報を誰かに教えるとなると、気になるのが安全性。一時は若者のあいだで友だちと常に現在地を共有し続けるアプリが人気を博し、危険性を心配する声もあがりました。
なかには位置情報アプリの性質に乗じて、移動履歴やメッセージ内容を収集、個人情報を盗む悪質なアプリもうまれ、サービスを選ぶ際は一層の注意が必要に。
その点、Googleマップは安心。スマホ購入時からインストールされている標準アプリのため、「誤ってウイルス入りの危険アプリをダウンロードしてしまった」なんて事態は避けられます。
また、現在地を共有する際はアカウントを指定したり時間制限を設けたりできますから、「いつの間にか知らない人に居場所を公開していた」なんて心配もなし。

「Googleマップ」で位置情報を共有する方法
「現在地の共有」の使い方は大きく分けて2つ。自分の位置情報を相手に教える方法と、相手の現在地を共有してもらう方法。 お互いが両操作をすることで、自分の位置情報を教えつつ、相手の居場所をマップ表示できるように。
■自分の現在地を相手に共有する方法
この操作をおこなうと、相手のGoogleマップからあなたの現在地が確認できます。例えば、外出先から帰宅するとき、家族にその旨を伝えている人は多いでしょう。連絡のついでにこの機能をオンにしておけば、居場所を都度連絡しなくても、どこを移動しているかがアプリから分かります。
【手順】
1. Googleマップを起動し、右上のアカウントアイコンを選択。「現在地の共有」を押します。
2. 「新たに共有」を選ぶと、情報を送るアカウントの選択画面に。現在地を共有する制限時間と教える相手を選んだら、画面下の「共有」をタップ。これであなたの情報が相手からチェックできるようになりました。
ちなみに、「現在地の共有」を使うには、相手の電話番号もしくはメールアドレスを知っていることが必須です。電話番号から相手を指定する場合、手順2で相手を選んだあと、SMSやLINEで共有したことを伝えるメッセージの送信が必要に。1. Googleマップを起動し、右上のアカウントアイコンを選択。「現在地の共有」を押します。
2. 「新たに共有」を選ぶと、情報を送るアカウントの選択画面に。現在地を共有する制限時間と教える相手を選んだら、画面下の「共有」をタップ。これであなたの情報が相手からチェックできるようになりました。

あらかじめGoogleアカウントを交換しておけば、こうしたひと手間を省くことができます。

■相手の現在地を共有してもらう場合
Googleマップでは、こちらから一方的に相手の現在地を取得することはできません。相手の情報を共有してもらうときは、必ずリクエストを送信し、承認される必要があります。お互いの居場所を教え合いたいときは、あなたが上述の手順をしたあと、相手に以下の操作をお願いしましょう。
【手順】
Googleアカウントで共有相手を指定した場合
1. GmailにGoogleマップから共有リクエストが届くので、「Googleマップで現在地情報を共有」を選びます。
2. 現在地を共有する場合は「続行」を押し、時間を指定。「共有」を選んだら完了です。
Googleアカウントで共有相手を指定した場合
1. GmailにGoogleマップから共有リクエストが届くので、「Googleマップで現在地情報を共有」を選びます。

2. 現在地を共有する場合は「続行」を押し、時間を指定。「共有」を選んだら完了です。

常に位置情報が知りたい!ずっとオンにする際の注意点
家族など安心できる間柄でこの機能を使うとき、都度設定をするのが億劫に感じることも。そんなときは、時間制限を「無効にするまで」に変更してもいいでしょう。
このモードではその名前の通り、どちらかが共有を停止するまで、マップ上に居場所が表示されます。
設定は難しくなく、「自分の現在地を相手に共有する方法」をする際に、時間制限を「無効にするまで」に変えるだけ。

ただし、常に位置情報を発信することによる注意点も。休むことなく現在地を発信したり、相手の情報を受信したりすれば、当然ながら電池消費は早くなります。かといって「省電力モード」では時間制限を無効にできないのが悩ましいところ。
情報共有を常にオンしていて電池の持ちが気になれば、モバイルバッテリーなどを使って補填する必要がありそうです。
電気を確保しやすい近場のお出かけでは常に共有状態にするなど、状況に応じて設定を変えてもいいですね。
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