2024年5月の満月「フラワームーン」はいつ？充実した生活のきっかけ到来!?【スマホニュース】

dアプリ＆レビュー編集部 2024/05/02 10:00

古来より北米大陸で生活してきたネイティブアメリカンたちは、満月に季節をイメージさせるような名前を付けていました。そんな彼らが「フラワームーン」と呼ぶ5月の満月が、2024年5月23日（木）の夜に見ごろを迎えます。
心身ともに変化が訪れ、充実のときを迎える力を持つとされる満月の、観察ポイントを解説していきましょう！

人間関係と金運を改善する!?　フラワームーンとは？

自然を見つめ対話し、日々の恵みに感謝しながら生活してきたネイティブアメリカン。彼らは、およそ30日サイクルで満ち欠けを繰り返す月が満月になると、その時期を象徴するような名前を付けて親しんできました。

■花咲き誇るフラワームーン

NASAの公式サイトによると、1930年代に「The Maine Farmers' Almanac（メイン州農民年鑑）」がネイティブアメリカンの満月の名前を紹介したことで、広く世に知られるようになったとされています。

この暦によると、北米大陸北東部のアルゴニン族は、初夏を迎えたくさんの花が咲く季節に出現する5月の満月をフラワームーンと呼んだそうです。

他にも、「コーンムーン」「コーンプランティングムーン（Corn Planting Moon／トウモロコシ植栽月）」などがあり、9月の「ハーベストムーン（Harvest Moon／収穫月）」と対になっているといえるでしょう。

■フラワームーンに願いたいこと

毎晩天空に昇り、満ち欠けを繰り返しながら形を変化させる月を眺めていた昔の人びとが、その姿に神秘を感じ、祈れば願いが叶うと考えても不思議ではありません。

フラワームーンには、カリスマ性のアップや周囲との距離感を縮める人間関係の改善、そして金運アップという効果があるという説も。フラワームーンを実際に見て願いをかけるだけでなく、スマホで撮影して壁紙に設定するのもいいかもしれませんね♪

フラワームーンの見ごろは？

国立天文台の発表によると、フラワームーンとなる月が最も満ちるのは2024年5月23日の22時53分。実際にどの方向に月が見えるのか、詳しく解説していきましょう。

■2024年のフラワームーンは日付の変わる少し前に見よう！

最も観察しやすいフラワームーンは、月がまん丸になった30分ほど後の2024年5月23日23時30分ごろ。この時間は月がさらに高い場所まで昇ります。
ただし、この時期の月は空高く上がることがないので、周囲に高い建物が多い場合は、少し開けた場所に移動するのがおススメです。

■フラワームーンの場所をアプリでチェック

月や太陽といった星ぼしは軌道が常に変化し、出現する時間や方角が毎日異なっています。当日の満月の動きを確認するならアプリが便利。フラワームーンがどのように移動していくのか、天体観測アプリ「Sky Tonight」を使って再現してみましょう。

アプリが起動したら、画面の上部にある日付を2024年5月23日23:30にセット。南に画面を動かすと地平線のすぐ上にさそり座があり、重なるようにフラワームーンとなる満月が見つかるはず。
月をタップすると軌道が出現。設定した時間だけでなく、刻々と移動していく月の場所が一目瞭然です。

フラワームーンを見るとき、月の近くで赤く輝く星に気付くかもしれません。これはさそり座の一等星アンタレスで、直径は太陽のおよそ680倍、明るさは実に45,000～129,000倍もあるそう。日本から見るとさそり座は高い場所に昇らないので、探しやすいこの機会に観察するのもいいでしょう。