スマホが充電できない！原因は？まず試したい4つの対処法【スマホニュース】
スマホを使うのに必要不可欠な"充電"。同じ端末を長く使っていれば、「充電ができない」といった不具合が起こることも。 当然ながらそのまま対策を講じなければ、やがてスマホは電池が尽き、動かなくなってしまいます。とはいえ「今すぐ新しい端末を購入しなくちゃ！」と焦ってはいけません。こうしたトラブルにはいくつかの原因があり、簡単な操作で直ることもあるんです。
スマホが充電できない4つの原因と対処法
充電トラブルを招く原因は、「スマホ本体の問題」と「アクセサリの問題」の大きく2つに分けられます。使っている端末や周辺機器が以下の特徴と一致する場合、それがトリガーとなって不具合を起こしているかもしれません。
【原因1】スマホが発熱している
スマホには本体の温度が熱くなりすぎると、充電を自動停止する機能が備わっています。これが働くと、画面には「高温緊急停止」や「高温注意」といったお知らせが表示され、一時的に操作ができなくなったり、シャットダウンしたりします。こうなれば、スマホの熱が冷めるまで充電はできません。
まずは高温になったスマホを室温に戻す必要がありますから、繋いでいる充電コードを抜き、しばらく放置してください。
このとき、早く熱を取りたいからといって、スマホを冷蔵庫や保冷剤などで冷やすのはNG！ バッテリーの温度が急激に下がると結露を起こす原因になり、内部が水没状態になってしまいます。発熱した端末は風通しのいい場所や扇風機の風にあてて、自然に冷えるのを待ちましょう。
【原因2】スマホ画面が固まっている
ソフトウェアに何かしらの不具合が起きると、画面が固まって動かない「フリーズ」という現象を招くことも。この場合、状況別に使える対処法は2つ。
■画面操作はできるが、充電機能が使えない場合
画面の操作はできるのに充電機能だけが使えないときは、OSに問題が起こっていると考えられます。バージョンアップをすることで解決できることがありますから、以下の手順でOSのアップデートをおこなってください。端末の設定を起動したら「端末情報」を押し、「ソフトウェアアップデート」を選びます。
更新できるソフトウェアがあれば画像のような表示になるので、アナウンスに沿って操作しましょう。
■スマホが完全にフリーズしている場合
画面が固まってしまい操作ができなくなれば、まず試したいのが再起動。電源ボタンを長押しして、シャットダウンをしてください。もし再起動ができなければ、以下の手順で強制再起動が必要です。この操作は使っている機種によって異なりますが、Androidを代表する4機種では以下の手順でおこなえます。
【Xperia】
電源ボタンと音量ボタン（上）を同時に約8秒間長押し。端末が3回振動したらボタンを離すと、再起動します。
【Galaxy】
電源ボタンと音量ボタン（下）を同時に7秒以上長押し。
【AQUOS】
電源ボタンを8秒以上長押し。端末が振動したらボタンを離すと、再起動します。
【Arrows】
電源ボタンと音量ボタン（上）を32秒ほど長押し。起動画面が表示されたらボタンを離すと、再起動します。
【原因3】長く使っていなかったスマホが放電状態になっている
スマホに使われているリチウムイオン電池は、残容量がゼロになると電気が流れなくなる性質を持っています。この状態を過放電といい、こうなれば充電を開始してもすぐに電気を受け付けません。 しばらく使っていない端末を充電するときは、ケーブルを繋いだら数時間放置して様子を見ましょう。
ただし、毎日使っているスマホが充電に反応しなくなった場合、次の項目で解説する「ケーブルの故障」や「充電口の故障」が疑われることも。
【原因4】充電ケーブルの故障
「充電ケーブルを差してもスマホが反応しない」「充電できたり、できなかったりする」といった挙動がある場合、ケーブルの断線が起こっているかも。別のケーブルやワイヤレス充電器を使って改善がみられるか確認しましょう。
もし新しいケーブルを使っても充電に異常があれば、本体の充電口（充電コネクタ）やバッテリーに問題があるかもしれません。充電口はホコリがたまりやすい場所のため、クロスを使って定期的なクリーニングを。「充電しても残量がすぐゼロになる」などバッテリーの動きに違和感があれば、キャリアやメーカーに相談して修理が必要です。
充電不良を防ぐ！トラブルを回避するスマホの使い方
スマホをはじめとする電子機器は、使う以上劣化は避けられないもの。しかし本体や充電ケーブルを丁寧に扱うことで、トラブルなくスマホを使い続けたり、バッテリー寿命を延ばすこともできるんです。充電不良を起こさないために心がけたいポイントは、こちらの5つ。
充電トラブルを防ぐスマホの使い方
・ 充電しながらスマホを使わない
・ OSは小まめにアップデート
・ バッテリー残量が0％になるまでスマホを使わない
・ 充電ケーブルをきつく結ばない
・ コネクタの抜き差しは丁寧に
特に毎回の充電で使用するケーブルは、トラブルの原因になることが多くあります。メーカーの純正品を使うのはもちろん、持ち運び時の扱いなどにも気を付けましょう。
以下の動画では、無意識にやってしまいがちな「スマホの電池持ちが悪くなる使い方」について映像で解説しています。正しい充電方法やバッテリーをいたわる使い方が知りたい人は、あわせて確認しましょう。
