Google（グーグル） マップ ストリートビューで昔の街並みが見られるの知ってる？【スマホニュース】
行ったことのない場所の様子を見たり、目印になるものを見つけながら道順を確認したりできるGoogle（グーグル） マップ ストリートビュー（以下、ストリートビュー）。このストリートビューで過去の街並みが見られることを知っていますか？
「そうそう、昔こんなのあったね」とノスタルジーに浸れる、ちょっとおもしろい機能を使って、ひと昔前の街中へご案内します♪
Google（グーグル） マップ ストリートビューのやり方
ストリートビューは、Google マップからかんたんに切り替えることができます。まずは、ストリートビューへの切り替え方法と、基本的な操作をおさらいしておきましょう。
■マップ画面から切り替える
最もかんたんなのは、Google マップの任意の場所をタップして、ストリートビューに切り替える方法です。建物上でもできるのですが、ストリートビューのデータがないこともあるため、道路上をタップするのがおススメ。すると、画面の下に小さな楕円形矢印のあるウィンドウが表示されるので、これをタップすれば画面がストリートビューに。
スワイプで視点を回したり、好きな方向に移動したりして楽しみましょう。
■航空写真からも利用可能
Google マップは、通常の地図表示の他に、「航空写真」と「地形」に切り替えることもできます。変更するには、マップの右上にある四角形が重なったようなアイコンをタップしてメニューを表示して、種類を選ぶだけ。下段の「ストリートビュー」を選択すると、画面に緑の線が出現。この線の位置がストリートビューを利用できる場所ですから、気になるところをタップしましょう。
航空写真の場合は青いラインになりますが、操作方法は同じです。
■スマホを回転させてワイド表示に
地図を見るときはスマホの縦画面でも気になりませんが、実際の風景のように見えるストリートビューでは、縦長よりも横長で幅がある方が空間が広く感じます。スマホの「自動回転」をオンにしておけば、画面を横に傾けると周辺の様子もわかるワイドな表示変わりますよ♪
Google（グーグル） マップ ストリートビューで過去の画像を見る方法
ストリートビューの基本操作が分かったところで、過去の街の様子を見る方法をご紹介します。■日付を変えるだけでタイムスリップ
ストリートビューで周辺の様子が見える状態で、画面の下にある「他の日付を見る」をタップすると、過去に撮影された画像が表示されます。写真を左にスワイプすると古い画像が続くので、見たい年月の写真をタップしてストリートビューに表示しましょう。■昔の画像でも移動できる
昔の画像でもストリートビューらしく場所の移動は可能ですが、ある程度距離が離れると、撮影時期の異なる画像に切り替わります。写真の枠が青くなっている日付が、現在表示されている撮影時期。移動したことで日付が変わっても、その旨のお知らせはありませんからご注意を。
懐かしき風景に逢いに行こう
日付を変えるだけで、現在では見ることができない風景に出会えるストリートビュー。ここからは、再開発によって見違えてしまうほど雰囲気の変わった場所が登場します。初めての人はそのギャップに、見慣れている人は、かつての姿を思い出してくださいね！■仙台駅前
東北地方最大都市の仙台市。ターミナル駅である仙台駅周辺は大型の商業施設が立ち並んでいます。そんな、宮城野通から東口ロータリーを見るストリートビューでは、2011年11月の様子を見ることが可能です。
駅前は整備されてきれいなものの、駅舎に隣接した高いビルはなく、平成を感じさせる看板などが残っています。
■新宿歌舞伎町
2023年4月にオープンした東急歌舞伎町タワーは、近隣のビルよりもひときわ高い新宿の新しいランドマーク。この場所にはかつて新宿ミラノ座という巨大スクリーンを擁する映画館があり、向かいには有名な新宿コマ劇場もありました。この東急歌舞伎町タワー前のストリートビューでは、貴重な新宿ミラノ座をはじめ、向かい側にすでに閉館はしているものの、新宿コマ劇場の姿を見ることができます。
■甲子園球場
18年ぶりにセ・リーグ優勝に沸いた阪神タイガースのホーム、甲子園球場のバックスクリーン裏に2023年3月オープンしたのが、デッキで直結した新たな商業施設・甲子園プラスです。実はこの場所、ストリートビューで見ると昭和の時代に建ったであろう4階建ての団地2棟が確認でき、2012年4月の画像では、桜が咲き誇る様子も見られます。
■京都烏丸
建物の規制が厳しいことで知られる京都でも、新しく生まれ変わる建物はたくさんあります。京の街を南北に貫く烏丸通と、東西に走る御池通が交わる交差点近くにある新風館もそのひとつ。1930年代に建てられた洋館は再度のリニューアルを経て、2020年6月にホテルを含む複合施設として誕生しました。ストリートビューで見ると、木造のイメージを前面に押し出している現在のビルとはだいぶ趣が異なり、駐車場と低層の建物が見える、いかにも路地裏という印象です。
■渋谷スクランブル交差点
いったいいつになったら終わるのだろうと思うほど再開発が止まらない渋谷駅周辺。10年ほどで激変した渋谷の様子を見られるのが、スクランブル交差点前のストリートビューです。2009年11月の画像では、もはやランドマークとして定着した渋谷スクランブルスクエアはもとより、渋谷ヒカリエすら見えません。さらに建て替えが進んでいる東急東横店は完全な状態で存在している、昭和から平成の面影を楽しむことができます。
渋谷や新宿、大手町周辺のように、日本全国で再開発が進んでいますから、気になる場所があったらぜひストリートビューで新旧の街並みを比較してださい。大通りに限らず、地元の商店街を見るだけでも、以前はこんなお店があったなと思い出すかもしれません♪
※記事内のGoogle マップ ストリートビューの情報は、2023年9月25日現在のものです。
