ゲーム感覚で楽しめる歩数計アプリで歩いてみた！

こんにちは、ライターの田中です。

皆さんは普段から健康を意識していますか？何事もなく過ごせていると特別健康というものを意識して過ごすことは少ないかもしれませんが、体調を崩したりすると途端に自分の身体のことが気になってしまいますよね。ぼくの場合、お正月に腰を痛めてしまってから、自分自身の健康が気になるようになりました。もともと姿勢が悪いので、「なんとかしなきゃ…」と思ってはいたのですが、それに加えてお正月の食べ過ぎで増加した体重が腰に来てしまったのでしょう。日頃運動不足ということもあり、さすがに健康のために何か始めないと…と考え、思いついたのが「ウォーキング」。最近はただ単に歩数を記録するだけではなく、歩くことでキャラクターを育てられたリ、ストーリーが進行したりといったゲーム的なおもしろさを持つ歩数計アプリがあるので、それを使ってウォーキングしたら楽しく健康になれるのでは…と思い、いろいろ探してみました！

植物を育てながらウォーキング！「Pocket Plants」

Pocket Plants

まず最初に見つけたのが、「Pocket Plants」というアプリ。 「Pocket Plants」自体は歩数計を前提としたアプリではなく、コミカルでかわいい植物を育成するというゲームです。 キュートにデザインされた植物がたくさん登場し、それらの植物を育てるだけではなく、新種の植物を生み出すことがゲームの目的です。植物を育てるために、歩いて貯めたエネルギーを使用することができるという点がユニークです。

ゆるキャラのようにかわいい植物たちを育てるためには、画面左下の「苗床」ボタンをタップし、植物の一覧から植えたい植物を選択。植物を選んでOKボタンを押すと、画面に植物が登場し、後はじーっと見ているだけで成長していきます。 お水をあげる必要もなく、アプリを眺めているだけでOK。それどころか、アプリを閉じていても勝手に成長してくれます。しかし、このゲームは新種の植物を作り出すことが目的なので、ただ植物を育てるだけではダメ。新種の植物を作り出すためには、植物を別の植物とかけ合わせる必要があります。

かけ合わせるといっても、植物をタッチしてスワイプ操作で別の植物のところまで持っていくだけなので、とってもカンタン。

このゲームのどこに歩数が関わってくるのかというと、植物のかけ合わせの部分。 植物をかけ合わせるためには、イナズマのアイコンで表示された「エネルギー」が必要です。 「エネルギー」は、放置しておけば植物が作り出してくれるのですが、歩数をエネルギーに変換することも可能。

なので、植物を植えて放置しつつ、「ウォーキング」することで効率よいプレイができます。歩数はエネルギー以外にも「アメジスト」や「ルビー」といったゲーム進行に必要なアイテムと交換できるので、歩けば歩くほどゲームが有利に！ ちなみに、「Pocket Plants」はあくまで育成ゲーム部分がメインなので、歩数を日別に集計したり、距離や消費カロリーを計測したり…といったヘルスケアアプリ的な機能は持っていません。 その代わりに、ゲームをプレイしつつ楽しく「ウォーキング」できるので、今回のぼくのように、ウォーキングの習慣を持っていない人がとっかかりとして使うのに向いたアプリだと思います。 慣れていないのに最初からガッツリとしたヘルスケアアプリを使うと、キツくて三日坊主になってしまいそうですし…。

ウォーキング開始！ 目標2万歩達成なるか…!?

腰を悪くしていたこともあって、最初は慣らす意味で、いつも通りの生活の中で「買い物に自転車を使わない」「3階までの上り下りには階段を使う」など、歩く比率を高めるということを試してみました。 また、健康のためという目的で「ウォーキング」するわけなので、姿勢をよくし、腕の振りも大振りに。歩幅も大きく取って早歩きで…といったことを意識。 ぼくはライターと専門学校の講師という仕事を兼ねていて、週3日程度は自宅でデスクワーク。それ以外に週に3日程度、講義のために外出する日もある、という生活を送っています。

まずは、講義のために外出する日にどれくらいの歩数を歩いているのか試してみると…一日で6千歩～7千歩くらい。2万歩にはとうてい及びません…。 そこで、とりあえず普段バスや電車を使っているところを、徒歩に変えてみることに。

電車を乗り継いで一時間半以上の距離なので、さすがにすべての区間を徒歩に変えることはできませんが、一駅早めに降りるとか、バスは使わないといったことを心がけました。

すると、歩数が一日1万歩以上にアップ！ ただ、「Pocket Plants」は残念ながら初期状態だと、1万以上の歩数を記録できません。なので、表示上は上限の1万歩となっています。 1万歩を歩いてしまう前に「エネルギー」や「アメジスト」へと交換していけば、ゲーム的には損しません。とはいえ、交換を忘れたまま1万歩以上歩いてしまうと、それ以上の歩数は記録されずもったいないですし、何より、せっかく歩いたのに記録されないのは悔しいです。より多くの歩数が記録できるようにしたいところ。

そこで、「アップグレード」から「歩数保管庫」で記録できる歩数をアップすることに。 貯めたエネルギーの中から10Kを消費することで、2万歩までカウントできるようになりました。 このゲームでは「K」は「キロ＝1,000」の意味で、1歩＝1エネルギー換算で交換可能。なので、10Kというと、1万歩分のエネルギーを消費するということ。既に触れた通り、歩いて貯めた分以外にも、植物が勝手に作り出してくれる分のエネルギーもあります。 まだゲーム序盤ですが、この時点で合計135万エネルギー持っており、1万エネルギー程度は余裕で消費できます。 が…1日がんばって歩いた1万歩と考えると、なんだか惜しいような気もしますね…。

しかし、せっかく2万歩までカウントできるようになったものの、ぼくの場合、日常の延長線上で徒歩の比率増やすといった程度では、1万3千歩がやっとな模様。 そこで、休日に時間を取って、2万歩目指して歩いてみることに。 散歩コースのある森林公園に行って、3時間ほどぐるぐる回って散歩を楽しみました。

2万歩到達！ 新しい植物も発見して「ウォーキング」のモチベーションアップ！

その結果…見事、2万歩に到達！ 森林公園は、大体1周回って30分、3000歩くらいの距離。午後1時すぎくらいから歩き始めて、3週回ったくらいで一度休憩し、6週終わって2万歩に到達したのは午後5時でした。 道が舗装されておらず、そこここに石や木の枝などもあるので、自然と歩くスピードも遅めになってしまうのですが、ハイキングしているような感覚でむしろ楽しさがあります。 普段運動していないせいか、歩き続けていると、けっこう呼吸が荒くなってくるのですが、自然の中なので空気が澄んでいて美味しいというのも魅力でした！ 運動不足な中で2万歩も歩いたためか、足が痛くなってしまいましたが、ほどよい汗をかいて体がポカポカし、頭が冴えたように感じました。 エネルギーが貯まったおかげで、ゲームの方も進行し、16種類の植物を発見することに成功。

残念ながら体重は変化がなかったのですが、普段から姿勢に気を付けるようになったためか、腰痛は改善。 仕事の中で毎日3時間使うというのは厳しいですが、これから休日に習慣的に歩いてみようという気持ちが湧いてきました！ もう少し「ウォーキング」を続けてみて、習慣化したら本格的なヘルスケアアプリに手を出すのもいいかな…と考えています。 もし皆さんも、健康のためにウォーキングをはじめようかな…と考えているようでしたら、とりあえず「Pocket Plants」をプレイしてみてはいかがでしょう？ 【ライター】田中一広 個人でゲームを開発するゲームクリエイターで、ゲームに関する記事を執筆するゲームライターとしても活動中。40代男性既婚で、妻と暮らしています。ゲームやVR、ARといった最新技術に加えて、怪談や民話、ホラーなどが興味の中心です。

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