パリで移動中にヤバい人に声をかけられた私…→素直に従って振り向いた理由【パリで暮らす私の日常(22)】

パリで移動中にヤバい人に声をかけられた私…→素直に従って振り向いた理由【パリで暮らす私の日常(22)】

パリで移動中にヤバい人に声をかけられた私…→素直に従って振り向いた理由【パリで暮らす私の日常(22)】

海外で生活していると、理不尽すぎて泣きたくなることがたくさんあります。

今までで一番「日本だったらあり得ないのに…!」と思って悔しかった出来事、それはわたしがパリで電車に乗った時に起きました。

その日、わたしはRERと呼ばれるパリとパリ近郊を走る電車に乗って、ヴァンセンヌという街に向かっていました。
ヴァンセンヌはパリから一駅のところにあり、比較的お金持ちが多く住む街でヴァンセンヌ城やヴァンセンヌの森などが有名です。

パリのシャトレ駅から切符を買って電車に乗り、ちょっとスマホを触っている間に目的地のヴァンセンヌに到着しました。
駅に着いて改札を出ようと、切符を通したときです。

いつもなら問題なく通れる改札からビーッと大きな音が鳴り、改札が開かなかったのです。

切符の磁気に問題があったか、改札機の調子が悪いのだろうと思って、もう一度切符を通し直しました。
しかし、さっきと同じくビーッと大きな音が鳴って改札は開かないまま。

その瞬間、わたしは自分が切符を買い間違えていたことに気がつきました。
「あーあ…間違えちゃった…」と思ったのと同時に後ろから、「マダム!」と呼ぶ声が聞こえたのです。

その冷たい声を聞いた瞬間、わたしはサッと血の気が引きました。

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改札を通れなかった乗客に声をかけるその人物が誰なのか一瞬で理解したわたしは、覚悟を決めて後ろを振り返り、その人物に向かって歩き出したのです。

冷たい声の主は、私に何かを言うでもなく無言ですっと手の平を差し出してきます。何を求められているか理解した私は、観念して買い間違えた切符を彼女に渡しました。

そう、声の主は電車や地下鉄でキセル乗車などをしている人物をチェックをする鉄道会社の検札員だったのです。
この後、私を待ち受ける恐ろしい運命は下の関連記事に続きます!