(続)フランスでロマンチックを優先したら…→怒りの頂点の私の前に現れたのは【パリで暮らす私の日常(17)】

(続)フランスでロマンチックを優先したら…→怒りの頂点の私の前に現れたのは【パリで暮らす私の日常(17)】

(続)フランスでロマンチックを優先したら…→怒りの頂点の私の前に現れたのは【パリで暮らす私の日常(17)】

(前回の続き)フランス領のコルシカ島で夕日を見に出かけた帰り、最終バスを逃して暗闇の中で途方に暮れるわたしたち。
車もほとんど通らないし、タクシーなんて皆無です。

そこでとりあえずウーバーでタクシー探しを開始すると、時間も遅く街から離れたところにいたのでほとんどタクシーはいませんでしたが、運よく1台だけ見つかり配車を依頼できました。

彼がいつまでも夕日を眺めていたせいでバスを逃してわたしはかなりイラついていましたが、これで帰れると一安心。
しかし、少したってアプリを確認すると、タクシーがまったく近づいていません。

おかしいと思いドライバーに電話すると「遠いしもう遅いから行けないよ。」と意味不明な返事が!

このタクシーを逃したらもう帰る手段がありません。来てくれるよう説得しますがドライバーの意志は変わらず、電話を切られてしまいました。。。

(続)フランスでロマンチックを優先したら…→怒りの頂点の私の前に現れたのは【パリで暮らす私の日常(17)】

今度こそ帰る方法をなくし、無言になるわたしたち。するとなんと彼がヒッチハイクを提案してきたのです。

彼は一人海外旅行も平気なのでヒッチハイクも抵抗ない様子ですが、危険な目にあうかもしれないし、わたしはできればしたくありません。
しかしもう最終手段であるヒッチハイクしか残っておらず、彼に説得されてヒッチハイクすることを決意!

車が通るまで少し待ち、最初に通った車に向かって手を上げました。
すると、運良く車がスーッと停まってくれたのです!

窓から顔を出したのは若いお兄さん二人組で、わたしたちが事情を説明すると、「魚臭くてもよければどうぞ。」と、笑顔で車に乗せてくれました。

釣りに行った帰りだったらしく確かに車内は魚の匂いが充満していましたが、「やっと帰れる」という安心感で匂いなんてまったく気になりませんでした。

それに二人もとても感じがよくて、「大変だったね。」と親身になって話を聞いてくれ、宿の近くまで送ってもらい、お礼を言って車を降りました。

夕日は見れず最終バスもタクシーも逃し散々な一日でしたが、お兄さんたちのおかげで無事に帰ることができたので、本当に感謝です。

しかし、今回はたまたま親切な人たちだったのでよかったですが、二度とヒッチハイクはごめん、というかヒッチハイクをしなければいけないような状況にはなりたくないと思ったのでした…。

次回、パリのメトロで急に私の周りに少女が集まってきた『恐るべき理由』は下の関連記事からチェック!