なぜか停電を理解出来ない兵士達…→暗闇で一体何しているの!?【米軍基地で働いてみた(20)】

なぜか停電を理解出来ない兵士達…→暗闇で一体何しているの!?【米軍基地で働いてみた(20)】

なぜか停電を理解出来ない兵士達…→暗闇で一体何しているの!?【米軍基地で働いてみた(20)】

今回も私が米軍基地で働いていた時のお話です。
米軍基地では、たまに施設メンテナンスのための計画停電が行われます。

業務に支障が少ないタイミングに実施される事が多いのですが、我々スタッフは停電案内をドアに貼ったり、「レジ使用不可」の案内板を立てたりなど忙しくなります…。

そんな計画停電が実施されたある日の早朝の事。
既に基地では前日の夜から停電が続いており、暗闇で怪我などしないよう慎重にジムのオープン準備に取りかかりました。

1階はまだしも、窓の無い地下室は真っ暗になってしまうので、地下への階段前に「CAUTION(注意)」看板も置いて準備完了!

しかし、停電中の8時に基地のジムに入って来た兵士は、カウンターの停電案内板に手を乗せて、「水とプロテインバーを3個」と注文してくるのです。
入口ドアにもレジの前にも停電で「レジ利用不可」と書いてあるのに字が読めないのでしょうか…?

「停電だから販売は10時過ぎです」と伝えているそばから「地下室の電気が消えてるぞ!」とブチキレる兵士も…。

なぜか停電を理解出来ない兵士達…→暗闇で一体何しているの!?【米軍基地で働いてみた(20)】

「復旧までは明るい場所か、外を利用してね!」と伝えはしたものの、イヤホンやヘッドフォンを付けた兵士たちに聞こえているのかよくわかりません…。

薄暗い部屋で復旧を待っていると、どこからともなく「ドスン」と鈍い音が聞こえてきました。
どうも筋トレ用のウエイトバーを落とす音のようですが、1階では使用が禁止されており、念の為確認に行くもそれらしきことをやっている兵士はいません。

「まさか…」と、嫌な予感がして慌てて地下に向かうと暗い道で何かにぶつかってしまいました。
よろけた私を支えたのは、突然現れた兵士…!

「危ないよ!気を付けて!」と私に言ってきますが、それはこっちのセリフです!

「暗闇でトレーニングしていたの!?危険でしょ!」と注意したものの、「だよね~全然見えなかったけど、感覚が研ぎ澄まされたよ!凄いだろ?」と、反省どころか自慢してきます…。

第1話のジョンといい「何故いつもと同じ場所でワークアウトをやりたがるの?」と不思議でなりませんでした。

次回、全員が不幸になる!?米軍基地のあまりにも理不尽すぎるシステムについては下の関連記事からチェック!