イギリスの家に押し寄せる宗教の勧誘→クセ強すぎて思考停止する【仰天のイギリス生活(4)】

イギリスの家に押し寄せる宗教の勧誘→クセ強すぎて思考停止する【仰天のイギリス生活(4)】

イギリスの家に押し寄せる宗教の勧誘→クセ強すぎて思考停止する【仰天のイギリス生活(4)】

<前回の話>で紹介したように、イギリスのわが家にはインターホンがないので、訪問客にはドアを開けて対応せざるを得ません。

小綺麗なサマードレスに帽子と、まるで映画から飛び出してきたかのように、爽やかな出で立ちの御婦人がふたり組で現れ、一体どうしたのかと話を聞くと、なんと宗教の勧誘だったのです。

こちらに長年住んでみて分かったのですが、宗教の勧誘はイギリスでも割と多いようで、勧誘に来る人達も様々。

近所の引っ越しの挨拶のような出で立ちで、ベビーカーの赤ちゃん連れママが来て対応してみると教会イベントのチラシ配りだったり、お歳を召した紳士が現れたと思ったら、「寄付強化週間なのですが、もう済まされましたか」と寄付をお願いされたりと色々です。
定番の「神の冊子」を置いていく分には、受け取ればいいだけなのでラクですが、それでも毎回「誰?!」と戸惑います。

そんなある日、小奇麗なおばさまがいらっしゃったので、ドアを開けると突然、「あのね、私、マリーっていうんですけどね。悩みごとがあったときはあなた、どうされます?」と、いきなり質問されたのです。

想定外の言葉を浴びせられて状況が理解できず、タジタジになりながら「いったい全体、あなたは何者でなんの話?!用件は?!」と、頭の中に無数のハテナが渦巻きます。

イギリスの家に押し寄せる宗教の勧誘→クセ強すぎて思考停止する【仰天のイギリス生活(4)】

しかし、訪問の意図に気づいたときは時すでに遅し。ハッキリ断らないことをいいことに、向こうのトークは俄然調子を上げていきます。
そして突然「では、聖書の何章にあるこちらの御言葉はもうご存知?あなたのいまのお悩みですと、この章が打ってつけだと思われます!」などと押しつけが始まるのです。

最終的には断るので、特に悩んでいる訳ではありませんが、対応するたびになんとも言えぬ精神的な疲労感を感じる無宗教日本人です。

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