もし停電したら?スマホバッテリーを長持ちさせる節電設定
停電発生時、心配になるのがスマートフォンのバッテリー。非常時でもできるだけ長くスマホを使い続けるためには、電池残量の節約がカギとなります。もしも電気が止まってしまったら、スマホのバッテリー消耗を抑える設定に切り替えて対応しましょう。
「停電だ!」まずは焦らずバッテリーを確保
突然停電が起こったら、「いつスマホを充電できるか分からない」「もう電池が切れそうだけどモバイルバッテリーを持っていない」といった状況に置かれるかもしれません。こんなときは、以下の節電設定をお試しあれ。
なお、記事内はAndroid 10、iOS 13以降で使える設定を紹介しています。機種やOSバージョンによって操作やメニュー名が異なる場合がありますので、ご了承ください。
1. 省電力モードに変更
停電が発生したらまず行いたいのが、スマホの電池消費を抑える「省電力モード」への切り替え。これをオンにすると、アプリのバックグラウンド起動などを一時的に制限できます。
Android
「設定」 > 「バッテリー」をタップ >「省電力モード」「STAMINAモード」、もしくは「緊急省電力モード」をオフに変更
iPhone
「設定」 > 「バッテリー」をタップ > 「低電力モード」をオン
2. ディスプレイの明るさ自動調整機能をオフ
最近のスマホには周囲の明るさに応じてディスプレイの輝度を自動調整する機能が搭載されています。常時動作することでバッテリー消費を増やす一因になるため、緊急時にはオフに変更するのがおすすめ。
Android
「設定」 > 「画面設定」をタップ >「明るさの自動調整」をオフに変更
iPhone
「設定」 > 「画面表示と明るさ」をタップ > 「明るさ自動調節」をオフに変更
3. 画面を暗くする
「明るさ自動調整機能」と併せて設定したいのが、ディスプレイの輝度調整。発光が強いほど電池消費は上がるため、視認性に問題がない程度に輝度を落としましょう。
Android
「設定」 > 「画面設定」をタップ >「明るさのレベル」をタップ > 表示されるバーで調整
iPhone
「設定」 > 「画面表示と明るさ」をタップ > 「明るさ」のバーを調整
4. ダークモードに変更
画面配色を黒を基調とした「ダークモード」に切り替えることでも、バッテリーの節電効果が期待できます。
Android
「設定」 > 「画面設定」をタップ >「ダークモード」をオンに変更
iPhone
「設定」 > 「画面表示と明るさ」をタップ > 「ダーク」をオン
5. Bluetoothをオフ
Bluetoothが常時オンになっていると、バッテリー消費に影響する可能性も。スマートウォッチなどの機器と接続していない場合、オフに切り替えましょう。
Android
「設定」 > 「機器接続」をタップ > 「接続の設定」をタップ >「Bluetooth」をタップ > 「Bluetoothを使用」をオフに変更
iPhone
「設定」 > 「Bluetooth」をタップ > 画面上のバーをオフに変更
6. 圏外のときは機内モードに設定
停電が長く続くと、携帯電話の電波自体が止まり圏外になることも考えられます。もしモバイルデータ通信が使えない状況になれば、「機内モード」に変更しバッテリーを温存するとよさそう。
Android
「設定」 > 「ネットワークとインターネット」をタップ > 「機内モード」をオンに変更
iPhone
「設定」 > 「機内モード」をオンに変更
停電でも大丈夫!スマホを充電する方法
もしも停電中にスマホのバッテリーが切れてしまったら、以下の方法でも充電が可能です。
・モバイルバッテリー
・ノートパソコン
・カーチャージャー
・スマホ充電機能付きのBluetoothスピーカー
最近では駅やコンビニなどの公共施設に「ChargeSPOT」など、モバイルバッテリーのシェアリングサービスが設置されている施設が増えました。外出できる状況であれば、こうしたサービスを活用するのもひとつの手。 また、ノートパソコンやスマホの充電機能が搭載されたBluetoothスピーカーも電池の供給源に利用できることを覚えておきましょう。
緊急時に活躍!あんしんの防災アプリ
いざ災害が起こったとき、命を守るために重要なのが「情報収集」。停電時にはテレビが使えなくなるため、スマホに防災アプリを備えておくと安心です。