「うわっ、揺れた」緊急速報が鳴らない、なぜ?見直したい受信設定
地震はいつ起こるか分からないもの。非常食や防災グッズなどの備蓄とあわせてやっておきたいのが、いざ災害が起こったときに身の安全を守る防災対策。特に大きな揺れをスマートフォンの警報音で知らせる緊急地震速報は、命を守る大切なツールです。しかし受信設定が誤っていれば、通知を受け取れないことも。この記事では、改めて確認しておきたい緊急地震速報の通知設定を解説します。
「緊急地震速報が鳴らない」を防ぐチェックポイント
緊急地震速報の確認すべき項目は大きく分けて2つ。「そもそも受信できる設定になっているか」と、「すぐに気が付けるアラートが適用されているか」という点。とくにアラートは年々カスタマイズの幅が広がっていますから、使用者にあわせた設定にしておくことが大切です。
緊急地震速報の設定は契約している携帯会社により異なります。本記事ではドコモのスマートフォンを使い設定を解説します。
■まずは緊急地震速報の受信設定を確認!
緊急地震速報をはじめとする警報の受信設定を確認するには、「災害用キット」を起動しましょう。
はじめて「災害用キット」を起ち上げた人は利用規約が表示されるので、内容を確認し「同意して利用する」を選択。
アプリのトップ画面が開いたら、メニューから緊急速報「エリアメール」をタップしてください。
画面右上にある3点のメニューアイコンを選択し、続けて「設定」を選びましょう。
「設定」からは緊急地震速報を受信した際の挙動を確認、変更できます。まずチェックすべきは、ページトップにある「エリアメールの許可」。これがオフになっていれば、アラートは通知されません。速報を受け取りたい場合は、オンになっていることを確認しましょう。
■アラートをカスタマイズ
緊急速報を受け取った際、「マナーモード設定になっていてアラートに気が付かなかった」「メッセージの漢字が難しくて読めなかった」となってしまっては、本末転倒。あらかじめ使用者にあわせた速報の受け取り方をカスタマイズしておきましょう。ここからは設定の「エリアメール設定」項目内で変更できる4つの受信方法を解説します。・バイブレーション
オンにすると、速報受信時にブザーと一緒に端末が震える「バイブレーション」も作動します。スマホをポケットやバッグに入れて持ち歩いている人であれば、アラート受信時の振動によって気が付く可能性も。
・メッセージ受信を再通知
地震速報を受け取ったら、時間を空けて再度通知する機能。「1回」に設定すると速報を受信した2分後に1度だけ再通知が届きます。「2分毎」では受信した2分後から2分おきに最大3回、「15分毎」では受信した15分後から15分おきに最大3回再通知されます。
・最大音量を使用する
速報受信時にマナーモード設定になっていても、最大音量でブザーが鳴る設定。災害が夜間や早朝に起こる可能性を考慮すると、オンにしておくと安心でしょう。
・やさしい日本語表示
子どもや外国人でも読みやすい「やさしい日本語」で警報を伝えます。ドコモでは小学校3年生レベルかつ日本在住1年程度の外国人の方が理解できるレベルの言語になっていますから、「子どもにスマホを持たせている」という家庭では設定を見直しておくとよさそう。
「緊急地震速報が届いた!」まずすべきことは?
緊急地震速報が鳴ったら、揺れを体感するまでに数秒から数十秒しかありません。いざアラートの音を聞くと「びっくりして固まってしまう」「急いで外に飛び出す」など、パニックになる人も少なくないはず。気象庁では、緊急地震速報の音を聞いたら慌てず、まず身の安全を確保するよう呼び掛けています。
シチュエーションによりとるべき行動はさまざまですが、一貫して行うべきは「頭を守る」「大きいものから離れる」こと。自宅では大きな家具から身を守り、屋外にいるときはブロック塀やビルから距離をとってください。
通知を受け取った際の行動は災害キット内「エリアメール受信時の心得」からチェックできますから、受信設定と併せて確認しましょう。
地震や津波などの災害から身を守る「防災アプリ」
災害が起こったらまず優先すべきは「自分の身を守ること」。そのためにも、正しい情報を受け取ることが重要となります。最新ニュースを随時受け取れるアプリや避難所マップをスマホに備えて、正確な情報を得る準備をしておきましょう。
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